児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

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2007年10月13日

めちゃ濃い2日間

10月11日と12日にかけてNGO向けの泊りがけ研修があったんですが、この2日間が濃かった~
研修はACE事務局長の朋子さんと2人で受けました。

研修1日目

1)尊敬する人たちとインタラクトできた

研修では活動歴20年以上のいわゆる「大御所」活動家の中田さん(元シャプラニール、元セーブザチルドレン事務局長)や熊岡さん(JVC)、朝日新聞のフロントランナーで紹介されたソムニードの和田さんのおつれあいの武内さん、そして私個人として1997年から既知の元セーブザチルドレン事務局長の鶴田さんと会って話しをすることができました。いつも誰にぶつけていいのかわからない根本的な疑問をなげかけてみたり、そっかーというインスピレーションを与えられました!これぞ、魂がよろこんでるーという感じ!

2)中野民夫さんがすごかった

中でも魂のよろこびのバイブレーションを一番感じたのが、中野民夫さんです。中野民夫さんとは博報堂で働きながらご自分自身でワークショップやファシリテーターのやり方を探求されている方です。私は一回だけ中野さんのワークショップを受けたことがあって、すごいなーと前から思っていたのですが、今回その洗礼を頭から浴び、タミーワールドに惚れ込みました!

とにかくめちゃめちゃすごかった!大御所のみなさんが個人的な話や、家族や近しい友達にしか話していない話を、座談会という形で共有してくれたことができたのは、中野さんがこの日前半の4時間のワークショップで参加者の心と体をほぐし、OPENにすることができたからだと思う。

中野さんは学生のころ世界を旅して、途上国と先進国の格差なんかも体験してきた人ですが、そういう世界の問題のためにも、企業を内側から変えていこうとわざわざ企業に就職することを選んだんだそうです。少年の輝きを保ちながらお仕事はきっちり、フレクシビリティを保ちつつも準備はばっちり、という中野さんの仕事スタイルにもすんごくあこがれるものがありました。ファシリテーションの理念をファシリテートしていない間も実践している、数少ない本物のファシリテーターだと思います。

中野語録「お楽しみさま」

よく「お疲れ様」といいますが、ワークショップは楽しいし疲れてないじゃん、ということで「お楽しみさま」なんだそうです。というような説明もせずにさらっと使うんだよねー。ニクイ!

武内語録「志は高く 目標は低く」

「どうして続けてこられたのですか?」という問いに対する武内さんのお答え。シンプルですが、この中には深ーい経験に基づいた哲学が潜んでいるのです。一同納得。

3)参加者、講師一同で懇親会

これがまためちゃめちゃ濃かったー。武内さんや鶴田さんとじっくり話しができたことも本当に嬉しかったなぁ。やっぱり女性でがんばってきた人の話は自分に置き換えやすくて、すごく参考になります。もう話しまくって、気づいたら1時半!全くまわりが見えないでこんなに話しに集中したのも久しぶりです。

研修2日目

4)連合であいさつ

連合からいただいている助成金「愛のカンパ」の授与式があり、高木会長から目録を渡していただきました。107団体の代表として、私と国際協力NGOセンター(JANIC)理事長の大橋さんの2人が呼ばれました。国際フォーラムというでっかい会場で、各組合の代表がずらっと30人ぐらい壇上にあがっているみなさんをバックにスピーチ。2分間という長いスピーチに関わらず原稿を用意しないという大胆な私(汗)。

逆立ちしようがでんぐり返ろうが107もの団体を代表できない私は、ちょうど大橋さんがNGO全体の話をスピーチしてくださったので、じゃあ自分の言葉で自分の思うことを話そうとその場で決めました。まぁだいたいいうことは決めていたのですが、ACEの簡単な説明と、労組の人たちとのつながりと、自分が派遣で働いていた経験と結びつけて「非正規労働センター」の話をしました。

実はこのあいさつに行く前から、ちょうど派遣で働いていた女の子の自殺の事件もあったので、非正規雇用の問題をぜひ労働組合で取り組んで欲しいと思っていたのです。そしたら、今回対応してくれた女性が、今度このセンターに移動になる方で、今回の大会でこのセンターの設立が決まったとのこと。

これは絶対必要だし、応援しないといけない!と思ったので、2分という限られた時間だけど、自分の団体のアピールよりそっちを優先しました。よかったよ、と大橋さんにいわれて、時間もぴったりだったし、わかりやすかった、と担当者の人にもいっていただきました。ほっ。

5)G8サミットNGOフォーラム

2008年7月に北海道の洞爺湖で行われるサミットに向けて、NGOセクターも準備を始めています。その中の貧困・開発ユニットにおいて、ユニットリーダーを支える3人のサブリーダーのひとりになることになりました。この間の会議で推薦されていて、どうなるのかなーと思っていたら、連合総会でのあいさつをする直前にユニット代表の秦さんから電話があってそう決まったことを知りました。そっかー。これから楽しくなりそうです!

6)引き続き研修とG8サミットNGOフォーラム

NGOは狭い世界なので、研修に戻ると、G8サミットNGOフォーラムの事務局をしているJANICの下澤さんがちょうど講師をしているところでした。この話の内容がまた濃かった~!1950年代からの世界的なNGOの興隆やトレンドをまとめた表を見て、こんなのほしかったー!と感動。今後使わせていただきます!!!そして下澤さんと中野さんとちょっと相談。うん、おもしろくなりそう!!!

7)ここからはじまる予感

今回の研修で出会った人たちの何人かはとってもおもしろいキャラの人や、すごい活動をしている人、もうほんとみんなそれぞれステキでした。そういう人たちと自分たちの仕事の課題について語りつくせたのがなんとも良かったです。課題も違うし考え方も違うけど、わかるーっていうのや、そうくるかーっていうのが、おもしろかったなぁ。。。ここから何かがはじまりそうな予感です。

8)よりOPENな自分

バリ島ですっかりリラックスして帰ってきてから、なんかいつもより自分がオープンなことに気づきました。疲れてないからかなー。今回の研修ですごく元気になった部分もあるかもしれません。あと、今回の研修で自分が実は気になっていたのはここら辺だったんだー、ということがわかりました。

9)NTT労組は非正規雇用者へアンケート実施中

NTT関係の会社に勤めている人がいて、非正規で働いている人がいたら、ぜひぜひ今とっているアンケートに答えてもらいたい!!!いつもお世話になっているNTT労組AさんとACE事務局長の朋子さんと3人でお茶しながら話したのですが、今年の連合の方針の目玉は非正規雇用センターの設立だそうです。実はNTTは25年前から非正規雇用者のための労働組合もあるそうで、大企業(と元国有ということもあるでしょうか)の歴史と保護の手厚さに感心。確か6万人か8万人ぐらい非正規雇用者がNTTグループでいるそうで、その人たちにアンケートをとっているそうです。

一口に派遣といっても、いろんな立場で派遣をしている人がいる(好んで技術を活かした派遣か、社員になりたいのに派遣で働いている人など)から、分けて考えないといけないだろうと。じゃあ正規で働いている人は派遣についてどう思っているかというと、責任の重さに違いがあるので、正規と非正規で差があってもいいと思うが、今の非正規の人たちの待遇はもっと改善すべきだ、という見解なんですって。ほほー。とても勉強になります。そうやって組合も積極的に取り組んでいるところがあるんだなぁと思いました。そういう想いが、アンケートの受け手に通じるといいんだけどなぁ。。

10)そして最後に!大どんでん返し!!!!!!!!

もう2日間めいっぱいでおなかいっぱいだーと脱力しながら東横線にゆられていたら電話が。引っ越そうと思っていたビルの方が自宅から電話をかけていてくださっていて、どうやら何か緊急事態が発生した模様。次の駅で電車を降りて電話をかけなおしました。

実は事務所を引越しすることが理事会でも決まり、先方と条件もつめていよいよ契約ということになっていたのです。先方は「大変申し上げにくいことなんですが、、、申し訳ないのですが、、(イワツキ心の声:うわぁ、こりゃもしかして最悪のケースかも)、お部屋をお貸しすることができなくなりました(きたーっ!ひえーっ!)」という連絡を受けました。

事情はさておき、どうしても乗り越えられない問題であるということ。お相手も涙ながらに申し訳ないと電話口でおっしゃっておりまして、こちらとしてはかなり拍子抜け、きたか~大どんでん返し!(この言葉の起源を知っている人がどれぐらいいるのでしょうか)という感じですが、これも「まだ引越しは早いよ」というメッセージなのかぁと思ったり、数年後に「あの時引っ越さなくて良かったね」と思うことがあるんだろうと、前向きに捉えております。相棒の朋子さんにも電話して伝えましたが、びっくりしてたものの、私と同じような感覚で、全く悲観的でない感じ。そっか、それならそれで考えよっか、と2人してなんか楽観的でした。2人とも性格は違うけど、こういうときの感覚が一緒なのが不思議です。そういえば合宿中も「老夫婦みたい」って言われたなー。

それで自宅に帰って、ぺペロンチーノ、鮭のムニエル、サラダとスープ(これは買ったやつ)を作って、久々に夫婦2人でご飯を食べました。

あー濃かったーーー

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