パキスタン:ナイキがサッカーボール生産を再開

パキスタン:ナイキがサッカーボール生産を再開

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イスラマバード(2007年5月27日)ー 英国プレミア・サッカーリーグのオフィシャル・サプライヤーであるナイキ社は、パキスタンでの手縫い製サッカーボールの生産を再開する。同社は、6ヶ月前、児童労働が懸念され生産を中止していたが、パキスタンのシアルコット市で皮製品加工をしているシルバー・スター社と新たな契約を行った。

衣料・履物産業のサプライ・チェーンにおいて労働条件に関する基準違反が頻繁に起きており、関連するブランド会社がこれにどう対応するかが注目されている。シアルコット市にある革製品の縫製産業は、多くがインフォーマル部門や家庭内で行われている。これは、組織化された労働組織が不足していることや、監視によって児童労働をなくすための努力が不足していることと相まっている。昨年、工場の監査団から児童労働問題がまだ存在していることが報告された。

ナイキ社とシルバー・スター社との契約には、認定されフルタイムで働く労働者で、出来高払いではなく労働施設毎に設定された時間給が支払われる労働者を使用すること、また労働者は労働組合を結成するか組合に参加することができなければならないことなどを要件としている。また、シルバー・スター社はボールの製造過程で段階的にオートメーション化と機械化を行うことも求められている。契約条件は、さまざまな国内外の労働者権利グループと協議して作成された。

出所: Pakistan Times
Financial Times

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  • カテゴリー:児童労働ニュース
  • 投稿日:2007.06.13