中国:子ども100人以上が誘拐され、レンガ工場で強制労働

中国:子ども100人以上が誘拐され、レンガ工場で強制労働

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北京(2007年6月22日)ー 中国山西省臨汾市の複数のレンガ工場で、誘拐された子どもたち1,000人以上が強制労働をさせられた上、虐待を受けていた。

子どもたちは国内各地で誘拐され、レンガ工場に500元(約8,000円)で売られ、1日14時間労働に従事。十分な食事も与えられず、怠けると監視役から暴行を受けた。また、24時間監視下に置かれ、逃げ出してもすぐに連れ戻されていた。なかには暴行を受けて死亡した子どももいた。

子どもの親400人が救出を求める声明をネット上で発表し、地元テレビ局による調査報道で明らかになった。山西省では4年前にも同様の事件が発覚した。背景には、地元府、公安当局、企業の癒着が指摘されている。事件の国民の批判が大きくなっており、中国政府も事態を深刻に受け止め、温家宝首相は20日、徹底的な調査と解決を指示した。

これまでに、労働者1人の死亡が確認され、こどもを含む約600人が救出された。労働者の一部には、地元政府から給料と賠償金計約2400元(約3万9000円)が支払われた。経営者側は約120人が拘束され、約20人が現在も逃走中である。

出所:朝日新聞
毎日新聞
読売新聞

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  • カテゴリー:児童労働ニュース
  • 投稿日:2007.06.27