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相互扶助グループと小規模融資によるカカオ農家支援

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ACEが支援するガーナのカカオ生産地域では、Bobrapa(ボブラパ)と呼ばれる地域の相互扶助グループをつくり、貯蓄や小規模融資の制度作りに取り組んでいます。

相互扶助グループに参加しているアルハッサン・アダムさんは、プロジェクトを通じて子どもの教育の大切さを理解してくれた一人です。14人の子どもがいるカカオ農家で、子どもを高校に通わせるために貯蓄をし、必要であれば融資を受けているそうです。

相互扶助グループの取り組み「小規模融資」

カカオ生産地域での現金収入は、カカオの売却ぐらいしかなく、カカオが不作になると子どもたちの就学にも影響が出てくる。そのため、普段から貯蓄を促し、教育費に対しては無利子で貸付を行う小規模融資の仕組みを整えました。

アルハッサンさんは現在10人の子どもを学校に通わせていますが、プロジェクトからの学用品支援には頼らず、自力で学用品を買うようにしていると話してくれました。アルハッサンさんの他にも、多くの人々が小規模融資を利用して、子どもの教育費を捻出するよう意識が変わっていることがわかりました。

アルハッサン・アダムさんと奥さんのファティさん

アルハッサン・アダム(右)さんと奥さんのファティさん(左)

 

また、高校などへ進学させるための費用も無利子で借りることができます。この制度のおかげで、多くの家族が子どもを高校に行かせることができたそうです。

一方で別の課題も

一方、新たな課題も分かりました。地主の一人、クワク・ニャメさんは、北部から移住してきたメアリーちゃん(11歳)を預かり、彼女の親から「カカオ畑で働かせて、お金を仕送りして欲しい」と頼まれているそうです。ガーナの北部は、ACEが支援しているカカオ生産地のある南部に比べはるかに貧しく、このようなケースが頻繁に起きています。

しかし、ニャメさんはプロジェクトを通じて児童労働の問題と子どもの教育の大切さを理解してくれており、メアリーちゃんを何とか学校に行かせたいと思っています。最近は、子どもを学校へ通えるように支援しても、親は子どもが働けないと分かると、子どもを連れ戻して別の地域に働きに行かせるケースが多いそうです。

【詳しくはコチラ】カカオ畑に連れて来られたメアリーちゃん(ガーナ)

子どものエピソード-メアリーちゃん

ガーナ北部からカカオ生産地域で働くために連れてこられたメアリーちゃん

 

カカオ生産地だけの支援だけでは課題は解決しない

ACEが支援している地域では、児童労働が子どもにもたらす悪影響や教育の重要性が広く理解されはじめています。しかし、児童労働や人身売買は地域だけの問題ではなく、ガーナ全体で取り組まなければいけない問題であることを改めて痛感しました。

メアリーちゃんのような子どもたちが、安全に生活し、学校でしっかりと学ぶことができるよう、村の人たちや現地パートナー団体CRADAと一緒に、引き続き取り組んでまいります。

報告:ACE 国際協力事業 ガーナ担当 近藤光

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  • カテゴリー:子ども支援
  • 投稿日:2013.08.01

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