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【ガーナ便り】 新しいプロジェクト地の調査 ~ ガーナの伝統的な村を訪ねて ~

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ガーナプロジェクトマネジャーの近藤です。
10月10日からガーナに来ています。2017年に入り3回目のガーナモニタリングです。

新しいプロジェクト地の調査

現在アチュマンプニュア郡の8つの村でプロジェクトを行っていますが、2018年の1月いっぱいで終了する予定です。現在それ以降の新しいプロジェクト地を調査しています。

今回はその調査に同行したのですが、その中でとても興味深い村がありました。ウェスタン州のセフィ・ウィオウソ郡にあるンスオスア村というところですが、そこはガーナの伝統的な村長を大切にする村でした。

私を含むモニタリングチーム一行が村に着いた後、村長の家に呼ばれましたが、そこには周囲より幾重にも重なる台座の上に村長が座り、傘と刀を持った従者を引き連れ、来客は直接村長と話すことはできず従者を通して会話を行うという形式。これはガーナの伝統的首長の制度で行われていることです。

もっともその村長自身はとても気さくな人物で、しばらくすると従者を通り越して私たちと英語で直接会話をしてくれました。村ではおおよそ50~60人ほどの児童労働者がいるとのことで、ぜひ私たちと協力して問題を解決したいと申し出てくれました。これから8~10村程度を調査したのち、2村程選定する予定です。

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ンスオスア村のチーフ(中央)と

ンスオスア村の村長(中央)と


これまで支援してきた村のモニタリング

また今回のモニタリングでは今まで支援してきた村の活動も見てきました。

これまで長老会や住民のいざこざがたびたび起こっていたアナンス村では、長老が一堂に会して「争いは解決した。これからはみんなで協力してやっていく。そしていま私たちの村ではカカオ畑で働く子どもはいない」と話してくれました。

プロジェクト実施前は学校の生徒の成績が地域内で最も悪かったジュレソ村の学校は、教師と親たちが協力して子どもたちの勉強をサポートした結果、今年の中学卒業共通試験(高校入試のための全国共通試験)では地域で一番良い成績を収めるまでになりました。またンスオンテム村では長老会がお金を出し合って、新しい教室を自前で作りました。

このようにプロジェクト地では自分たちで子どもを守る意識が確実に定着していることを実感しました。

今のプロジェクトは2018年1月いっぱいで終了する予定です。そしてその1月に行われる「児童労働のないカカオ生産地宣言」にむけて、準備を進めていきます。

ガーナ プロジェクトマネジャー
近藤光

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  • カテゴリー:お知らせ
  • 投稿日:2017.10.20

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