【アクション紹介】五條東中学校生徒会のアクション!

【アクション紹介】五條東中学校生徒会のアクション!

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2021年2月、五條東中学校の生徒であるNさんからACE宛にお手紙をいただきました。学校の授業でACEのワークショップ「おいしいチョコレートの真実」を体験し、児童労働について知り、考えたNさん。生徒会の取り組みを通じて企業に手紙を書いたり、全校向けの校内新聞でフェアトレードや児童労働について紹介し、児童労働について考え、自分にできることを行動に移すことを呼びかけたそうです。

生徒の皆さんのアクションと、お手紙で知らせてくれる行動力にACEスタッフ一同感動しました!
ウェブサイトへの掲載をお許しいただいたので、ご紹介させていただきます。(個人の特定を防ぐためお名前は伏せ、イニシャルとさせていただきました。)

 

いただいたお手紙

校内新聞(クリックで拡大します)

お手紙の内容

拝啓

突然お手紙を差し上げます失礼をお許しください。「おいしいチョコレートの真実」の教材を通して学年で児童労働について学ばせていただきました、五條東中学校二年のNと申します。

私は今回の教材を利用した学習で児童労働の現状やACEの皆さんの活動を知りました。最初に行ったクイズでは、全員が口々に意見を話して相談していましたが、アフリカでは五人に一人が児童労働をしているという事実に驚いていました。私たちが毎日学校に集まって勉強できている恵まれた環境を改めて実感したとともに、日本は世界的に見てカカオの消費大国であるということから、私たちにできることは何かしっかり考えよう、とグループワークにいっそう力が入りました。

私の班はガーナの家族でグループワークを行いましたが、シーズン1でもどれを優先するべきかとても悩んだのに、シーズン2でさらに収入は減り、生きる上でどれが最低限必要か考えました。その結果が今ある児童労働の現状なのかとハッとしました。一方で日本の家族の収入は増加しており、チョコレート製造における、農家と会社の不平等なバランスさは世界全体が考え、特に会社側は行動という形で農家側の国々に歩み寄る必要があると感じました。最後に行ったランキングシートでは自分にまずできることは何かをそれぞれが自覚し、加えてIの部分でもう一度この学習をふり返り、児童労働の問題について日常生活と関連づけ、真剣に考えることができました。

さっそくこの学びを行動に繋げよう、と私も所属している生徒会執行部が全校に向けて発信している新聞で児童労働の現状をはじめとし、フェアトレードや売上の一部を寄付するチョコレートの商品を紹介し、実際に生徒会でその企業に手紙を送った取り組みも報告して、児童労働について考え、自分にできることを行動に移すことを呼びかけました。これからもこの学習やACEの方々の取り組みを参考に、私たちにできることを見つけ、行動に移していきたいと思います。

末筆ながらますますのご活躍と児童労働の解決をお祈り申し上げます。

敬具
令和三年二月八日 五條市立五條東中学校二年B組 N

ACE御中

 

五條東中学校のNさんと生徒会の皆さん、アクションのお知らせありがとうございました!これからのアクションも応援しています。

以上、ぜひ「あなたにできるアクション」の参考になさってみてください。

あなたのアクション、ご紹介します!

児童労働をなくすためのアクションを実施したみなさんの例をご紹介しています。「アクションやったよ!」というご報告も受け付けています。個人の取り組み、職場や学校での取り組みなど、実施したアクションをぜひ「お問い合わせフォーム」からご報告ください。

わたしたちにできることはたくさんあります。
子どもの笑顔のために、できることから始めてください!

個人でできること

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  • カテゴリー:報告
  • 投稿日:2021.04.28