25 周年のこれからも
遊ぶ、学ぶ、笑う。
そんなあたりまえを、世界の子どもたちに。
いつも温かいご支援、応援を、本当にありがとうございます。
みなさまに支えていただき、ACE は設立25年を迎えることができました。
これまでに多くの子どもたちを児童労働から解放し、様々なアクターと協働して社会を動かしてきましたが、いまも世界の子どもの10人に1人(1億6000万人)が、児童労働を強いられている状況です。
もっともっと大きな変化を、社会に生み出していくために。
私たちにしかできないこと、私たちだからできることを探求しながら、子どもや若者が自らの意志で人生や社会を切り拓ける社会をつくるために、活動をスケールアップしていきます。
この挑戦を加速させるために、「25周年応援募金」という形でご支援を募ることにしました。今年いっぱいをかけて、2500万円という大きな目標にチャレンジいたします。
みなさまからのご寄付は、支援を必要としている子どもたちにとって、確実に大きな力になります。
ACE のこの挑戦に、どうかご協力をお願いいたします!
ACEにしかできないことがある。ACEだからできることがある。
「児童労働をなくしたい!」という思いで代表の岩附がACEを立ち上げたのは1997年12月1日。
当時学生だった岩附が友人5人を誘って、期間限定の活動のつもりでACEを立ち上げてから25年が経ちました。
この25年間の活動を通じて、インドとガーナでの活動を通じて、2,566人の子どもを児童労働から解放し、約13,500人の教育支援に貢献することができました。
児童労働のなくなった地域で採れたカカオが日本に輸入されチョコレートとなって流通したり、企業もビジネスから児童労働をなくそうと本腰を入れ始めたり、多くのメディアでも「児童労働」という課題が取り上げられたりと、25年前に比べると世の中は確実に変わってきました。
私たちも、そんな変化を少なからず後押ししてきたと自負しています。
ですが、「25周年を祝っている場合ではない」という思いもあります。
25年間続けてきても、児童労働はなくなっていません。
SDGsの「あらゆる児童労働をゼロにする」という目標の期限は2025年まで迫っていますが、コロナ禍の影響もあり、達成は難しい状況です。
これまでのやり方を続けていても、子どもたちを守ることはできない。そう痛感します。
もっともっと大きな変化を生み出すために。
この社会に提供できるACEらしい「価値」とは何だろう?と考えました。
ひとつは、「組織」のあり方だと考えます。
様々な研修を通してひとりひとりが「自分らしさ」を探求し、人生の目的に照らしながらACEの業務に邁進すること。そしてメンバー同士、根底で理解しあうコミュニケーションをとることで、「生き生きとした組織」として活動をすること。
そんな組織のメンバーが一致団結して、子どもの翼を折ってしまう児童労働のような課題に対して、世の中に存在する「しょうがない」という諦めや「そういうものだ」という思い込みを、変えること。
そして、周りの人たちと敵対するのではなく「協働」することで、その変化を「広げていく」こと。
本質的な課題解決のためにもっとも良い手段を見極め、「恐れ」からではなく「願い」から一歩を踏み出すこと。
これからも私たちは、ACEにしかできないこと、ACEだからできることを探求しながら、子どもや若者が自らの意志で人生や社会を切り拓ける社会をつくっていきたいと思います。
ACE25周年募金について
目標金額:2,500万円
期 間:2023年3月1日(水)~2023年12月31日(日)
寄付金額
個人でのご寄付
- ブロンズサポーター:ご芳名をウェブサイトに掲載させていただきます(希望者のみ)
- 3,000円、5,000円、10,000円、30,000円
- シルバーサポーター:ご芳名のウェブサイト掲載に加え、12月に開催予定の記念パーティにご招待します
- 50,000円、100,000円、150,000円~
法人としてのご寄付:1口100,000円~
- ゴールドサポーター:ACE25周年特設サイトにロゴを掲載(希望者のみ)
- プラチナサポーター:ウェブサイトへのロゴ掲載に加え、12月に開催予定の記念パーティにご招待&パーティ内でサポーターとしてご紹介します(希望者のみ)
寄付の使途
25周年記念募金でいただいたご寄付は、以下のための資金として活用させていただきます。
- ガーナのカカオ生産地の児童労働を撤廃するための、「児童労働フリーゾーン」展開のための活動
- ACE支援地産カカオを使用したオリジナルチョコレートの開発
- 25周年記念パーティ(2023年12月開催予定)
- その他、ACEが児童労働撤廃や子どもの権利普及のために実施する活動全般
ACEへの寄付は税制優遇の対象です
ACEは東京都から「認定NPO法人」として認定されています。詳しくは所轄税務署や国税庁のウェブサイト等をご覧ください。
- 個人としての寄附:「税額控除」か「所得控除」のうち、有利な方を選択できます。一部の住民税についても寄附金控除の対象となる場合があります。
- 法人からのご寄附:「寄附金特別損金算入限度額」の枠が適用されます。
詳細については、ACEのウェブサイトもご参照ください。
寄付の方法
クレジットカード、銀行振込、郵便振替でのご寄付を承っています。
このページの「寄付で応援する」ボタンからお申込み・ご寄付いただくか、2023年3月にお届けした年次報告書に同封の郵便振替用紙をご利用いただき郵便局よりご寄付をお願いします。
ACEについて
ACE(エース)は、Action against Child Exploitation の略。「子どもの搾取に反対する行動」という意味です。児童労働をしている子どもたちは、搾取されています。搾取、とは「強い立場の人が、自分より弱い立場の人を、自分の利益のため/自分の欲望を満たすために、使うこと」。
自分の意思に反して、または状況的にいやと言えなくて、子ども時代を過酷な労働に費やさなくてはいけない、そしてその結果、怪我や病気や教育の機会を逃すことで、その子のもともと持っている可能性が開花されずに終わってしまう。そんな児童労働は、子ども本人にとっても、社会にとっても、大きな損失です。そんな児童労働をなくしたいと活動をしています。
ACEのパーパス
私たちのパーパス(存在目的)は、
子ども・若者が自らの意思で 人生や社会を築くことができる世界をつくるため
子ども・若者の権利を奪う 社会課題を解決する
です。
子ども(国連子どもの権利条約の定義上は、18歳未満)が健やかな子ども時代を過ごし「この世は生きる価値がある」と感じて、自分の、そして社会の未来を切り開く力を発揮できるような社会状況を作ること、それが私たちの使命です。
ACEのセオリー・オブ・チェンジ(TOC)
ACEでは、児童労働はシステムの問題だと考えています。
もちろん地域コミュニティの中で課題を解決していくことは欠かせませんが、児童労働をとりまくシステムそのものを変えていくことにもフォーカスしています。
システムを変えていくことで児童労働の負のループを断ち切り、次の世代に教育の機会を渡していくことができる、長期的に見てプラスの循環を生み出す仕組みをこれからも作っていきます。
また今後は、子どもの権利に取り組む団体だけではなく、子ども・若者自身にも変化の担い手となってもらえるよう「知る」から「行動する」までをサポートしていきます。
▼ACEが考える 望ましい社会の状態