おいしいチョコを食べる。
気持ちのいい綿の服を着る。
私たちが笑顔になるとき、海の向こうには、
泣いている子どもたちがいることを
知ってください。

  カカオの栽培地で、コットンの畑で。
大人のように働かされ、
学校にも行けない子どもたちが
世界には1億6,800万人もいるという現実。

  学ぶ、遊ぶ、夢をみる。
そんなあたりまえの日々を、
子どもたちが笑顔で過ごせるように、
あなたの力を貸してください。

ACEチャリティーパーティー

~ノーベル平和賞受賞者カイラシュ・サティヤルティ氏の来日を記念して~

パーティー開催報告はこちら

1分でわかる児童労働問題

世界の児童労働の実態

・児童労働とは、法律で禁止されている、18歳未満の子どもの危険で有害な労働

・世界の児童労働者数は、推計1億6,800万人(2013年、国際労働機関発表)、世界の子どもの9人に1人

・アジアが児童労働者数が最も多いが、アフリカは5人に1人と割合が高い

・児童労働の約6割は農業分野で起きている

なぜ児童労働が存在するのか?

<何が起きている?>
学校で学びたくても、それを言えない子ども
貧しさのため子どもを働かせざるをえない家族
子どものための財源が足りない国や地域の行政
問題に気づかず、児童労働によるモノを買っている企業
それを知らずに消費している消費者

みんなが子どもの声に気づき、行動を起こす。
そうすれば、きっと、児童労働のない未来はつくれる。

ACEチャリティパーティー
開催報告レポート

ACE代表よりご挨拶

この度はACEチャリティーパーティーにご参加いただいたみなさま、またご協賛をいただいたみなさま、ありがとうございました。
冒頭でのご挨拶でも申し上げた通り、ACEが児童労働のない未来を実現するにあたっての大きな一歩を、カイラシュさんやご列席の皆様、またスピーチをいただきました塩崎厚生労働大臣をはじめ与野党議員のみなさまや、ビジネス界のリーダーの皆様と共に踏み出すことができたと思っております。
これからもACEが歩み続けるため、ご寄付をいただく「そのこの未来キャンペーン」を現在展開中です。よろしければぜひ、児童労働を実際になくしていきたという願いを「寄付」という形でご協力賜れましたら幸いです。
( http://acejapan.org/sonoko )
最後になりますが、パーティー開催にあたりまして強力なサポートをいただいた福田淳ソニー・デジタル・エンタテイメント社長、渋澤健コモンズ投信会長をはじめとする応援団発起人及び応援団のみなさま、カイラシュさんの素顔を引き出すトークを展開してくださった坂之上洋子さん、素敵な歌を披露してくださったRay Yamadaさん、この日のために特別なチョコレートをご用意くださった三枝俊介シェフ、皆様に心より御礼を申し上げます。

ACE代表 岩附由香

2016年5月15日に帝国ホテルにて「ACEチャリティパーティー~ノーベル平和賞受賞者カイラシュ・サティヤルティ氏の来日を記念して~」が開催され、121名もの方にお集まりいただきました

会場ではACEの活動やカイラシュ氏の紹介の展示を行い、パーティー開始前後に来場者の方にご覧いただきました。

ACE代表岩附の挨拶からパーティーは始まりました。

みなさんお待ちかねのカイラシュ氏が登場し、会場が華やかな盛り上がりにつつまれました。

カイラシュ氏から会場に集まっていただいた方へのお礼が伝えられました。

今回のカイラシュ氏来日の応援団発起人のみなさんに登壇いただき、代表して渋澤健さんから乾杯のご挨拶をいただきました。

塩崎恭久厚生労働大臣のご挨拶では、国連持続可能な開発目標に「2025年までに児童労働をなくす」と明記されたことを受け、先進国企業が健全なサプライチェーンをつくる必要性、また8月に行われるアフリカ開発会議でもグローバルヘルスと共に児童労働の問題をとりあげたいと意欲を示され、日本国内を含め、子どもの権利を守るため、行動で表したい、と締めくくられました。

会場には、逢沢一郎議員、玉木雄一郎議員、辻元清美議員にもお越しいただきました。

経済ストラテジストの坂之上洋子さんとのトークセッションは、子どもっぽいところだとカイラシュ氏自身が語る長所や奥さんとの話を交え、和やかな雰囲気を作りながら始まりました。

そんなカイラシュ氏からは、児童労働が行われている現場に乗り込み救い出す活動をしてきたこと、今まで救出した8万5000人以上の子どもたちを救いだすまでにはカイラシュ氏が大けがを負う暴力をふるわれたり、2人の仲間の命が奪われたことも語られました。

歓談の時間を挟み、応援団の1人である歌手のRay Yamadaさんからのライブパフォーマンスが行われ、力強く、透き通った歌声で会場を魅了しました。

会場に流れる谷川俊太郎さん作の詩「そのこ」のアニメーション動画に会場の注目が集まりました。「そのこのみらいのためになにができるか だれかぼくにおしえてほしい」と詩が締めくくられ、岩附からACEが行っている「そのこ」の未来キャンぺーンの紹介と、2025年までに児童労働をなくすための支援協力が呼びかけられました。(http://acejapan.org/sonoko)

ACE事務局長の白木から、ガーナの支援地産カカオから作られたチョコレートの新商品ができたことを紹介し、それを作ったショコラティエパレ・ド・オールの三枝俊介シェフからその日の来場者へのお土産にもなっているチョコレートができるまでの過程が説明されました。急遽、カイラシュ氏にも壇上で味見をしてもらいました。

カイラシュ氏退場の前に最後に改めてカイラシュ氏から児童労働の問題解決に向けて行動を起こすことが呼びかけられました。

世界中の子どもたちが自由である未来を実現する夢を語りかけ、参加者のあたたかい拍手を贈られながらカイラシュ氏が退場しました。

多くの参加者に好評の声をいただき、パーティーは閉会となりました。カイラシュ氏から伝えられた意志がさらに広がり、児童労働のない未来が実現するよう、ここから新しい一歩が踏み出されることが望まれます。

ご協賛企業・個人様

株式会社IMAGICATV / 有限会社ウエストフィールド・コンサルティング / 英会話教室Lesson4U / Ena Communibation Inc. / M&Parners International / 株式会社神奈川ナブコ / 坂之上洋子様 / 株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント / 株式会社立花商店 / パンローリング株式会社 / 株式会社ファンドレックス / 特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン

カイラシュ・サティヤルティ氏
招へいプログラム応援団

応援団発起人からのメッセージ

福田 淳
株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント 社長

親だけが子どもの幸せを祈るものだろうか? もしそうだとしたら、人はどうして他人ばかりの世の中で生きていくことができるのだろうか。すべては想像力の問題と思う。 子どもの幸せは、世界中すべての人が祈るべきと思う。 祈りは、行動となり、社会はより良くなると信じる。 子どもを働かせない。子どもに良質の教育を受けさせる。 それはすべて未来への想像力の投資なのである。

小宮 一慶
株式会社小宮コンサルタンツ 代表取締役

私の人生の師匠は6年前に99歳でなくなった禅寺のお坊さんですが、「貧困は悪」とよくおっしゃっていました。師匠は世界の恵まれない子どもたちの支援に一生を捧げられましたが、児童労働を撲滅することもとても重要なことです。ぜひACEの活動やカイラシュさんを交えてのパーティーをご支援ください。

渋澤 健
コモンズ投信株式会社 会長

一人だけでは何もできない。しかし、一人から何か新しいことを始められる。生を受けて一人が世に誕生することは奇跡だ。二度と同じ一人は生まれない。生まれた環境を問わず、そのたった一人一人の奇跡による可能性を温かく、しっかりと支えて新しい世の中を築くストリーは果てしが無い。

渡邊 智恵子
株式会社アバンティ 代表取締役

すでに28年にわたってオーガニクコットンのビジネスをしていますが、7年前に綿の栽培の現状を地球環境だけではなくて人道的搾取が多いということをACEを通して知りました。
知ったということは何らかの形でその社会問題を解決しなければいけないという事だと理解しています。
これからもオーガニックコットンを通して児童労働の撲滅に協力していきます。

春日原 森
OrangeOne株式会社 代表取締役社長

『誰かの勇気ある行動が人々を巻き込み、世界を動かす力になる。
それが単なる夢物語ではないと教えてくれたのが、カイラシュ氏とACEさんです。
微力な私たちが困難に取り組むには勇気とインスピレーションが必要です。
今回のチャリティパーティで多くの人々がカイラシュ氏とACEさんに直接触れ、児童労働問題解決へのエネルギーへと変えていくものと信じています。』

薗田 綾子
株式会社クレアン代表取締役

「笑顔あふれる地球の未来を創造します」というビジョンの達成への一番の鍵は、次世代のすべての子供たちの可能性を 最大限広げること。一人ひとりの個性や能力が発揮できる社会づくりは大人たちの重要な責任です。持続可能な開発目標(SDGs)のLeave no one behind(誰一人取り残さない)を実現するためにも。

久能 裕子 様(S&R財団 最高経営者兼理事長)
堀内 光子 様(公益財団法人アジア女性交流・研究フォーラム 理事長 / 元ILO(国際労働機関)事務局長補)

応援団のみなさま(順不同)

生田 渉 様 (株式会社 立花商店 取締役)
田中 美和 様 (株式会社Waris 代表取締役)
村田早耶香 様 (認定特定非営利活動法人かものはしプロジェクト 共同代表)
Ray Yamada 様 (歌手)
木下 彩 様 (庭のホテル東京 総支配人)
長谷川 真一 様 (ILO活動推進日本協議会 専務理事)
並河 進 様 (株式会社電通 ソーシャル・デザイン・エンジン部 部長)
末吉 里花 様 (一般社団法人エシカル協会 代表理事)
河北 洋一 様 (CROSSING INTERNATIONAL INC. CEO)
中島 敬二 様 (Nakajima Consultancy Services LLP)
谷川 俊太郎 様 (詩人)
逢見 直人 様 (連合 事務局長)
足立 直樹 様 (株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役)
永井 恒男 様 (Ideal Leaders株式会社 代表取締役Founder)
功能 聡子 様 (ARUN合同会社 代表)
吉岡 マコ 様 (NPO法人マドレボニータ 代表)
長坂 寿久 様 (逗子フェアトレードタウンの会 代表理事)
黒田 かをり 様 (CSOネットワーク 共同事業責任者)
大橋 正明 様 (特定非営利活動法人国際協力NGOセンター 理事)
山口 真奈美 様 (株式会社FEM、株式会社Control Union Japan 代表取締役)
鵜尾 雅隆 様 (特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会 代表理事)
稲垣 貢哉 様 (興和株式会社)
田中 夏生 様 (株式会社アバンタージュ 代表取締役)
高津 玉枝 様 (フェアトレード株式会社 代表取締役)
坂之上 洋子 様 (経営ストラテジスト/作家)
野尻 紀代美 様 (有限会社ウエストフィールド・コンサルティング 代表取締役)
原 信治 様 (株式会社神奈川ナブコ 代表取締役社長)
樋栄 ひかる 様 (Ena Communication Inc. 代表取締役)
白木 夏子 様 (株式会社HASUNA 代表取締役)
高木 隆 様 (株式会社東京建設コンサルタント 代表取締役)

参加費:1名25,000円

ご協賛:1口10万円 5名様ご招待

みなさまからのご寄付は、
ACEの児童労働をなくすための活動に
活用させていただきます。

TOPへ