児童労働って?フェアトレードって?小さな一歩を踏み出した、日本の女の子の奮闘記。「チョコレートの原料、カカオ豆を、どこで誰がつくっているのか、あなたは知っていますか?」日本の普通の女の子3人が、アフリカのガーナで出会ったのは、たくさんの子どもたちがカカオ農園で働かされ、学校に通うこともできない「児童労働」という現実でした。バレンタインデーに、フェアトレードでつくられた、ほんとうに愛のあるチョコレートを、日本のみんなに選んでほしい。彼女たちは動き出しました。イベントの名は、「バレンタイン一揆」。果たして、彼女たちの想いはみんなに届くのか??これは、児童労働の問題と出会い、悩み、闘った、日本の女の子たちの物語です。
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ACEが主催したカカオ生産地の児童労働について学ぶ「ACEユースアカデミー」の参加者が企画したイベントです。日本の高校生や大学生がガーナのカカオ生産地を訪ね、ガーナの子どもや若者との交流を通じ、参加者ひとりひとりが問題解決のために取り組むことを目的としたプロジェクトの一環で生まれたアイディアでした。2011年11月に開催された「ACEユースアカデミー」で出会い、ガーナへ行く代表者として選ばれた3人は、2012年1月、ガーナのカカオ生産地を訪ねるツアーに出発しました。
映画で取り上げられた銀座での「バレンタイン一揆」だけでなく、仙台や大分、福岡でもバレンタインデーに合わせて児童労働を伝え、なくすためのアクションを起こそうと若者たちが立ち上がりました。
>>【「バレンタイン一揆」実施の背景】<<
義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働のことです。 国際労働機関(ILO)の「最低年齢条約(ILO第138号条約)」および「最悪の形態の児童労働条約(ILO第182号条約)」によって、原則として15歳未満の就学最低年齢以下の労働、または18歳未満の危険・有害労働と定義されています。これらの条約に基づき、各国の法律でも児童労働は禁止されています。
世界には2億1500万人の子どもたちが児童労働をしていると言われています(2010年当時)。これは世界の5〜17歳の子どもの7人に1人が働いている計算になります。ただし、すべての子どもの労働を否定するのではなく、「児童労働(Child Labour)」と「子どもの仕事(Child Work)」を区別して考えています。
>>【児童労働入門講座】<<
生産者が安定した生活を続けられるように、正当な値段で作られたものを売り買いすること。つまり「公正な貿易」のことです。わたしたちが手にしている商品の裏側には、タダ同然で働き、貧困にあえぐ途上国の生産者たちがいます。生産者は貧しさの中、子どもたちまで働かせ、子どもたちは教育を受ける機会を奪われています。フェアトレードの商品が増え、消費者のわたしたちがフェアトレードの商品を選んでいくことをは、生産っ者の生活、そして児童労働にあえぐ子どもたちの未来を守ることにつながっていくのです。
>>【特集記事「児童労働とフェアトレード」】<<
2016年2月8日より、映画『バレンタイン一揆』学校教育用DVDの販売開始しました。このDVDは、学校教育用DVDとして、教育を目的とした学校内での授業や行事で映画を上映いただけます。
映画『バレンタイン一揆』のDVD化にあたり、聴覚障がい者や映画の舞台でもあるACEが支援するガーナの人々や英語を母語とする方々にも映画のメッセージをお伝えできるよう、映像のバリアフリー化を行いました。登場人物のセリフやナレーションに日本語字幕と、日本語のセリフ部分に英語字幕を追加し、日本語字幕と英語字幕を選択できるようになりました。
上映会の開催企画 |
文化祭やイベントで、映画『バレンタイン一揆』を上映してみませんか? 映画上映会に関するお問い合わせは、ユナイテッドピープル/市民上映会サイト cinemo(シネモ)まで (MAIL:film@unitedpeople.jp TEL:092-407-9799) →市民上映会のお申込みはコチラ |
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