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世界の子どもの現状

世界の子どもの7人に1人が児童労働

はじめまして、ACE事務局長の白木朋子です。
大学のゼミでインドの児童労働について学び、ACEの立ち上げメンバーの1人として、学生の頃から活動しています。イギリス留学、開発援助コンサルティング会社勤務を経て、2005年にACE初の有給スタッフとなりました。

児童労働とは、義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働のことを指します。

世界には2億1500万人、
子どもの7人に1人が児童労働をしているといわれています。



ACE 事務局長 白木 朋子
1974年生まれ。
児童労働ネットワーク運営委員
宮城大学 非常勤講師
 

わたしたちの生活とつながっている児童労働

児童労働をしている子どものうち、約7割が農業や漁業・林業などの第一産業で働いています。ACEはその中でも、農業分野に焦点をあて、カカオ産業とコットン産業の児童労働に取り組んでいます。

チョコレートの原料、カカオ豆。日本に輸入される7割はガーナ産です。そんなガーナのカカオ生産地では、子どもたちが学校に通えず、ケガや病気の危険にさらされています。ガーナを含む西アフリカ4ヶ国のカカオ農園では、数十万人の子どもが働き、64%が14歳以下という調査報告があります。

インドのコットンの種子栽培地域でも、約40万人以上の子どもたちが働き、その7~8割が女の子だと言われています。休みの日もほとんどなく、炎天下に過酷な労働をしているだけでなく、農薬による健康被害も問題となっています。

 
 

わたしたちにできること

「チョコを食べる人が笑顔になるのと同じように、ガーナの子どもたちを笑顔にしたい」
「やさしい肌触りのコットンが、地球にも、子どもにもやさしいコットンであって欲しい」

児童労働の問題を身近なものを通じて知ってもらい、児童労働ではない製品の消費を通じて、児童労働をなくすための支援を行っています。

>>「ACEの支援活動」へ