2007年:第4回ACEチャリティフットサル大会 開催報告

ACEチャリティフットサル大会2007年6月3日(日)、J-Foot浦和美園にて第4回目となるACEチャリティフットサル大会を開催しました。 当日は晴天にも恵まれ、参加チームも32にチームに増え、参加者とスタッフを合わせて320名が参加し、とてもにぎやかな大会となりました。

32チームが8リーグに分かれて決勝トーナメントを目指します

32チームが8つのリーグに分かれて予選リーグを戦った後、各リーグ上位2チームによる決勝トーナメントを行い、優勝、準優勝、第3位の入賞チームを決めました。 予選で敗退してしまったチーム同士も交流戦を行い、一日フットサルを楽しみました。

※大会の収益は、ACEが行う国内外での児童労働をなくすための活動に使わせていただきます。

大会名 第4回ACEチャリティフットサル大会
日時 2007年6月3日(土)
会場 フットサルポイントJ-Foot浦和美園 (〒336-0963 埼玉県さいたま市緑区大門2372-1 )
募集 ミックスチーム 32チーム
主催 特定非営利活動法人ACE
協力 JFCスポーツバンガード株式会社
協賛 株式会社イミオ、リードオフジャパン株式会社、アサヒ飲料株式会社、大宮アルディージャ、アシックス労働組合
後援 埼玉県サッカー協会埼玉県国際交流協会、JICA地球ひろば、フェアトレードリソースセンター

大会報告

クイズ大会とサッカーボウリングも実施!

ACEチャリティフットサル大会 クイズの様子ACEチャリティフットサル大会 サッカーボウリングの様子予選リーグと決勝トーナメントの間には、恒例のクイズ大会を行い、児童労働やフェアトレードに関する問題を出題し、フットサルのチームごとにクイズの正解数を競ってもらいました。5問中4問正解した5チーム中、じゃんけんで勝った3つのチームに大宮アルディージャ提供のサッカーボー ルをプレゼントしました。

また、「サッカーボウリング」も子どもからおとなまで、みなさんに楽しんでいただけました。ゴールに並べたボウリングのピンをボールを蹴って倒し、倒したピンの合計数で順位を競ってもらいました。上位8 名の方にサッカー関連グッズを、参加賞としてステッカーを(いずれも大宮アルディージャ提供)をプレゼントしました。

試合球は児童労働が使われていない「フェアトレード」のボールを使用

試合球として使用したフェアトレードのサッカーボールこの大会では、適正な労働条件によって作られ、児童労働が使われていないことが保障されている「フェアトレード」のボールを使用しています。あらゆる側面から「フェアな」大会づくりに心がけました。

「フェアトレード」とは、製品を適正な価格で取引し、生産者の労働環境と生産地の自然環境を守ることを通じて、生産地の経済的・社会的発展を支援する取り組みです。 ボールには、「Stop Child Labour(児童労働)」のメッセージが印字されています。

大宮アルディージャ協力によるチャリティーオークションを開催

Jリーガー提供のチャリティーオークション出品物恒例となっているチャリティオークションには、今年もJ リーグの選手などからご協力をいただき、選手のサイン入りユニフォームやT シャツなど22 品が出品されました。みなさんのご協力により、37,100 円の売り上げになりました。

チャリティーオークションの落札金額も大会収益として、ACEが行う国内外での児童労働をなくすための活動に使わせていただきました。

チャリティーオークション出品者
横浜FC、横浜F・マリノス、内田智也(横浜FC)、菅野孝憲(横浜FC)、森島寛晃(セ レッソ大阪)、森岡隆三(京都サンガFC)、浅利悟(FC 東京)、金沢浄(FC 東京)、斉藤雅人(大宮アルディージャ)、清野乙彦(アートフットボーラー)、猪瀬直樹(作家)

大会の収益はACEの児童労働をなくすための活動に活用させていただきます

ACEチャリティフットサル大会の様子毎年出場チームのレベルが上がっているようで、かなり白熱した試合もたくさんありました。大会による収益金(355,149円)はACEの「チャイルドフレンドリー募金」として、インドの「子どもにやさしい村」プロジェクトに活用させていただきます。

ご後援、ご協賛をいただいた企業、団体のみなさま、オークションに賞品をご提供いただいたみなさま、ご協力に心より感謝いたします。ありがとうございました。

また当日スタッフとして大会運営を支えてくれたボランティアのみなさんもありがとうございました!

第4回ACEチャリティフットサル大会 入賞チーム
温泉サッカー。
優勝 チーム・クウォリスタ
ACEチャリティフットサル大会 準優勝 健ちゃんバンドフットボール
準優勝 健ちゃんバンドフットボール
ACEチャリティフットサル大会 第3位 温泉サッカー。
第3位 温泉サッカー。

試合結果(決勝トーナメント)

第4回ACEチャリティフットサル大会 試合結果(決勝トーナメント)

試合結果(予選リーグ)

第4回ACEチャリティフットサル大会 試合結果(予選リーグ)

試合結果(交流戦結果)

第4回ACEチャリティフットサル大会 試合結果(交流戦結果)

大会詳細報告

>> 第4回ACEチャリティフットサル大会報告書(PDF)

大会収益による支援活動報告

第4回ACEチャリティフットサル大会の収益は、ACEがインドで実施している「子どもにやさしい村」プロジェクトの実施のために活用させていただきました。

「子どもにやさしい村」プロジェクトとは、インドの村から児童労働をなくし、すべての子どもたちが教育が受けられるよう、現地のNGOと共に取り組んでいる活動のことです。まず、親や住民に対し、子どもの権利や教育に対する意識を高める啓発活動を行います。次に、子ども村議会を作って子どもたちが感じている問題や子ども自身の意見を話し合う場をつくり、子どもたちの意見を村の議会に反映させていくことにより、子どもが抱える問題を村全体の問題として解決していくことを促します。

サッカーボール産業が盛んだったウッタルプラデシュ州ガンゴール村(2005 年度支援)では、サッカーボール製造をしていた人たちが自助グループを作り、自らの収入向上に取り組むようになりました。結果、働いていた子ども469 人が定期的に学校へ通うようになり、小学校に教室が4 つ増築され、教員が5 人から9 人へ増えました。

サッカーボール縫いの児童労働がなくなった村

実際に、「子どもにやさしい村」プロジェクトを通じて、子どもたちがサッカーボール縫いの児童労働から解放された村も数多くあります。2002年から2003年にかけて、ACEはパートナー団体のBBAと一緒に子どもたちを危険な労働から解放し、学校へ通えるように支援したポーリ村を2010年に再度訪問してきました。

>> サッカーボール縫いをする子どもがいなくなったインドのポーリ村を訪問

ACEの活動はみなさんの募金や寄付で支えられています。ご協力お願いします!

サッカーボール産業における児童労働は、FIFAや国際機関、 企業やNGOなど、業界全体の取り組みによって改善されてきました。これは「児童労働は解決できる」ことを証明しています。いまなお世界で働く1億6800万人の子どもたちを救うため、ACEはチョコレートの原料である「カカオ」の生産地や、Tシャツなどの原料「コットン」の生産地での児童労働の問題に取り組んでおり、ACEの活動は、みなさんの応援によって成り立っています。ACEでは月々1,000円から寄付ができる「マンスリーサポーター」を募集しています。ぜひ、世界の子どもの笑顔のため、ご協力よろしくお願いします!

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過去の大会報告

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