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ニュース・お知らせ


2010年5月20日

マンジュちゃん(インド:13歳)、プジャちゃん(17歳)

マンジュちゃんは、13歳。インド北東部にあるラジャスタン州スラジプラ村で、お父さん、お母さん、兄弟姉妹9人、全部で11人の大家族で暮らしています。お父さんは日雇いの仕事で、採石場で働いています。マンジュちゃんは毎日、お母さんを手伝うため、家にあるカーペット織りの仕事や、家事の手伝い、妹や弟の世話などをしていたため、学校に1度も行ったことがありませんでした。

2008年に村で「子どもにやさしい村」プロジェクトが始まり、活動家が家をまわって訪れた時、マンジュちゃんが学校に行っていないことが分かりました。それから、活動家や子ども村議会メンバーの子どもたちが何度も家を訪ねて、お父さんとお母さんを説得し、マンジュちゃんは小学校に入学することできました。

お父さんとお母さんは、どちらも子どもの頃に学校に行ったことがないため読み書きができず、学校がどういうところかも知りませんでした。しかし活動家と一緒に学校へ行って見てきたり、子どもの教育について話し合って考えるようになり、マンジュちゃんを学校へ通わせようと決心したのです。
マンジュちゃんとプジャちゃんの家族
 


マンジュちゃんは、今は小学3年生で勉強しています。本当は8年生のクラスで勉強する年ですが、入学前は読み書きができなかったために学年が遅れています。年齢のちがう子どもたちと一緒に勉強するのは、勇気のいることですが、それでもマンジュちゃんは一生懸命勉強し、今は読み書きができるようになりました。そして仲良しの友達もできました。

「学校に行くと、友達ができて、遊んだり勉強できてうれしい。教育を受けて将来よい仕事が得られるようになりたい。」と明るい表情で話してくれました。

 

 


また姉プジャちゃんは、17歳。これまで学校へ行ったことがありません。マンジュちゃんと同じように家事の手伝いなどで毎日働いている間に、学校へ行けないまま学齢期が過ぎてしまいました。

「子どもにやさしい村」プロジェクトで始まってからは、縫製の職業訓練に参加するようになりました。縫製の職業訓練は、村の女性たちが、自分で技術を身につけて仕事を得ることで家庭の収入向上につなげたいという願いから、プロジェクトの活動として始まりました。

プジャちゃんは「初めて何かを学んで技術を得ることができて、うれしい」と、お母さんのために作ったサリー(インドの服)のブラウスを見せてくれました。「次は自分の服を作りたい」といいます。
プジャちゃん(インド:17歳)
 

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ACEが支援してきた「子どものエピソード」

  1. エバンスくん(ガーナ:14歳)
  2. カビタちゃん(インド:11歳)
  3. マンジュちゃん(インド:13歳)、プジャちゃん(17歳)
  4. プリンシラちゃん(ガーナ:12歳)
  5. エマヌエルくん(ガーナ:11歳)、ステファンくん(14歳)
  6. ジェイラクシュミちゃん(インド:13歳)
  7. ソニアさん(インド:15歳)
  8. バービーちゃん(インド:12歳)
  9. ゴッドフレッドくん(ガーナ:15歳)