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ニュース・お知らせ


2010年6月28日

ジェイラクシュミちゃん(インド:13歳)

コットン生産が盛んなインドのアンドラ・プラデシュ州ナガルドーディ村に住む、ジェイラクシュミちゃん。お母さん、お兄さん2人、お姉さん3人の7人家族の末っ子です。 お父さんが数年前に亡くなってしまったため、生活のための家族全員で働いていました。

ジェイラクシュミちゃんも、村の農家に雇われてコットン種子やピーナッツなどを栽培する仕事をしていたため、学校に通うことができませんでした。朝10時から夕方6時まで働いて、1日の賃金はおとなの賃金も安い20~60ルピー(約40~120円)でした。

村で「ピース・インド プロジェクト」が始まってから、彼女の生活は大きく変わりました。プロジェクトが運営する、ブリッジスクールに通うようになったのです。ブリッジスクールでは、働いていて学校へ行けなかった子どもたちも基礎から勉強することができます。ブリッジスクールが開設されたことを知ったお母さんが、ジェイラクシュミちゃんに話したところ、「勉強したい」と自分から通うようになりました。

家族の中で、お兄さん2人は小学校に入学はできましたが4年生くらいで中退してしまいました。お姉さんたちは仕事のために誰も学校へ通えませんでした。お母さんも学校に行ったことがないので読み書きなどができません。お母さんは「家族の中で少なくとも1人は教育を受けさせたい」と言ってジェイラクシュミちゃんを応援しています。

ジェイラクシュミちゃん(インド:13歳)
ジェイラクシュミちゃん
 

一つ上のお姉さんは、ブリッジスクールに通い家でも勉強する妹の様子を見て、うらやましいと思うようになりました。ジェイラクシュミちゃんは一緒に勉強しようと、お姉さんを励ましています。

ブリッジスクールでは、読み書きや計算などを学べるほか、学用品や制服が支給されて、給食も食べることができます。ジェイラクシュミちゃんは、「勉強するのが一番楽しい」と笑顔で言います。

13歳のジェイラクシュミちゃんは、ブリッジスクールに通う子どもたちの中でも一番年上です。一生懸命読み書きを覚えたり、友達と遊んで楽しそうに思いきり笑っている姿は、これまで十分に過ごせなかった時間を取り戻しているようにも見えました。自分の意志で教育の機会をつかみ、これまでの生活も家族の将来も変えるかもしれない、そんな大きな一歩を踏み出しています。

現地での支援活動について詳しくは「ACEの支援活動」をご覧ください

ジェイラクシュミちゃんの家族

ジェイラクシュミちゃんの家族。左から2番目がお母さん

 

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ACEが支援してきた「子どものエピソード」

  1. エバンスくん(ガーナ:14歳)
  2. カビタちゃん(インド:11歳)
  3. マンジュちゃん(インド:13歳)、プジャちゃん(17歳)
  4. プリンシラちゃん(ガーナ:12歳)
  5. エマヌエルくん(ガーナ:11歳)、ステファンくん(14歳)
  6. ジェイラクシュミちゃん(インド:13歳)
  7. ソニアさん(インド:15歳)
  8. バービーちゃん(インド:12歳)
  9. ゴッドフレッドくん(ガーナ:15歳)