児童労働とは

絵本『そのこ』(詩・谷川俊太郎 絵・塚本やすし)

谷川俊太郎さんの詩「そのこ」が絵本になりました

絵本「そのこ」(詩・谷川俊太郎 絵・塚本やすし)遠く離れた空の下で暮らす「そのこ」と、日本に住んでいる「ぼく」の日常を描いた谷川俊太郎さんの詩「そのこ」が絵本になりました。

出版社:晶文社
初 版:2011年6月
第二版:2012年11月
定 価:1500円+税(B5判)
詩・絵:谷川俊太郎、塚本やすし
企画協力:特定非営利活動法人ACE(エース)

※絵本「そのこ」の収益の一部はACEに寄付され、児童労働をなくす活動に使われます。

「全国学校図書館協議会選定図書」にも選ばれました

カカオ豆を頭に載せて運ぶ子どもの絵

谷川俊太郎さんのシンプルながらも心打つ詩と、塚本やすしさんの力強い絵が胸にせまります。遠い異国の「そのこ」がどんな風に暮らしているのか、まずは想像してみてください。

詩・谷川俊太郎

1931年、東京生まれ。21歳で第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行以来、絵本、翻 訳、作詞、シナリオなど幅広い分野で活躍する、現代を代表する詩人のひとり。おもな著書に、詩集『世間知ラズ』(萩原朔太郎賞)、『私』(詩歌文学館賞)など。訳書に『マザー・グースのうた』、『ピーナッツ』など多数。『ふたり★おなじ星のうえで』(東京書籍)では、塚本やすし氏の絵とともにインドのコットン畑で働く女の子の生活を伝えた。

絵・塚本やすし

1965年東京生まれ。絵本作家、イラストレーター。おもな著書に、『はしれ!やきにくん』『このすしなあに』(ともにポプラ社)など。『小説新潮』の表紙絵、赤川次郎『三毛猫ホームズ』シリーズの挿絵なども手がける。

絵・塚本やすし
絵・塚本やすし

絵本『そのこ』ができるまで

『そのこ』の詩は、ACEの子どもの権利サポーターである谷川俊太郎さんが、2010年、ACEのNPO法人化5周年・認定NPO化記念イベントに合わせて、ACEのために児童労働をテーマに書いてくださったものです。

最初、ACEの法人化5周年を記念して「私も子どもの権利サポーターとしてACEを応援しています」というメッセージをいただきたいとお願いしたところ、谷川さんに断られてしまいました。しかし、『僕は詩人だから。(児童労働がテーマで)難しいかもしれないけど、詩で協力するよ』とおっしゃってくださいました。

それからしばらくして、ACEの事務所に1枚のFAXが届きました。FAX用紙にはなんと谷川さんの直筆で詩「そのこ」が書かれていました。『ふたり★おなじ星のうえで』で共作された塚本やすしさんにもご協力いただき、詩にガーナのカカオ畑で暮らす子どもの絵が加わり、絵本として出版することができました。

【詳しくはコチラ】谷川俊太郎さんの詩「そのこ」誕生秘話

「そのこ」の動画はYouTubeで公開中

塚本さんに加えてくださった絵は、谷川さんの詩とともに、朗読と挿入歌が加えられ、動画(ムービー)にもなりました。挿入歌には、「やもり」のコンビを組まれた森山良子さんと矢野顕子さんのアルバムに収録された「Going Home」が使われています。

「そのこ」 詩・谷川俊太郎 絵・塚本やすし 歌・やもり(森山良子と矢野顕子)

映像制作協力:塚本やすしイラスト・デザイン事務所、電通ソーシャル・デザイン・エンジン、
TYO Inc. Camp KAZ division、LET IT BE Inc.

「そのこ」の映像制作にご協力くださった電通ソーシャル・デザイン・エンジンとCamp-KAZは、ACE設立15周年記念ドキュメンタリー映画『バレンタイン一揆』の制作にもご協力くださっています。

※絵本「そのこ」は全国の書店でお買い求めいただけます。

         

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