スタッフ&インターン
スタッフ紹介
岩附 由香(代表)
「なんで子どもが働いてるんだろ?」いわゆる途上国で、子どもが働いていることに疑問を持った大学4年の時からはや?年。子どもの搾取的労働をなくし教育を実現させるために地球の5大陸、8万キロをのべ1億5千万人が歩いた「児童労働に反対するグローバルマーチ」を知り、「こんな機会を逃すのは惜しい!日本でも実現させたい!」との思いで1997年、学生の頃に仲間とACEを立ち上げました。
以来、働く子どもたち、国内外のNGOスタッフ、いろいろな人やムーブメントと出会い、そこでの共感がエンジンとなって、今もACEの代表として活動を続けています。
小林 裕(事務局長 / 副代表)
大学のゼミで訪れたインドに魅せられ、1997年のACE立ち上げ当初から参加。1998年には「児童労働に反対するグローバルマーチ」にインドで岩附、白木とともに参加。児童労働という複雑で、見えなくなっていた問題を、どうしたらもっと多くの人に知ってもらえるのか?そして現地での活動だけでなく、日本にいる自分たちの日常の小さな変化から解決できるのでは?という想いで関わり続けています。おそらくこの出発点は、大学の先生が投げかけた「貧困が児童労働の原因なのか?それとも児童労働が貧困の原因なのか?」という疑問に、明確に確信を持って答えたいと思ったことで、未だに模索中。
現在は自身のマーケティング会社を運営しつつ、PRやファンドレイズを主に担当。
白木 朋子(副代表)
1974年宮城県仙台市生まれ。大学のゼミのフィールドワークでインドを訪問。ホスピスでエイズに母子感染した赤ちゃんに出会った時、「このままではいけない!」と、世界の子どもに関わる仕事をめざす。バックパッカーとして旅する中で、路上で働く子どもたちに出会ったことも原点のひとつ。これまで訪ねた国は20カ国に上る。
1997年のACE立ち上げ当初から参加。開発援助コンサルティング会社での勤務を経て、2005年4月より現職。海外プロジェクトの管理、講演・ワークショップ、CSRコンサルティング、事務局統括を担当。チョコレートはダーク、ビター派。
成田 由香子(事務局次長 / 子ども支援事業チーフ)
大学時代に国際協力NGOの活動に関わり、インドへ初めて行ったのが人生の転機となりました。インドでの貧富の格差、経済的に貧しい家庭の子どもたちの過酷な状況にショックを受け、またそのような社会を変えるカギは教育だ!と実感しました。その後、インドでソーシャルワークを学んだり、国際協力の仕事をしたりして暮らしました。学生時代に、子どもの権利について知ったことも人生における大発見でした。
現在ACEで、日本の子どもの権利の実現を推進するキャンペーンの運営、子ども若者のセーフガーディングの取り組み推進、組織運営や子ども若者支援事業のサポートなどを行っています。子どももおとなと共に尊重される社会、子どもがエンパワーされ、自ら持つ力を発揮して人生を選択できる社会の実現に貢献したいと思っています。
坂口 志保(総務・経理担当)
「“女の子”というだけで学校に行けない子どもが世界にはいます。」という国際機関の広告が国際協力に興味を持ったきっかけです。その広告には学校に通えるようになった女の子が目をキラキラさせた写真がありとても印象的でこんな子どもたちを増やしたいと思いました。
大学時代は、カンボジアに小学校を建てるNGOに参加。社会人になってからはアパレル会社に勤務。NPOスタッフ養成研修を受講。前職の会社とACEでコラボレーションするのがちょっとした野望!?です。よろしくお願いします!
青井 彩乃(広報・ファンドレイズマネージャー)
小学生のときに見たテレビ番組がきっかけで抱いた「生まれたところが違うだけで苦しんでいる子どもがいる」という理不尽さへのモヤモヤを持ち続け、大学では国際問題を学び、カンボジアへのスタディツアー等に参加。 卒業後、企業への就職・勤務を経て、2015年よりACEに在籍。講演、ウェブサイト、SNS、イベント等を通じて発信をおこない、児童労働をなくすための「仲間集め」を担当。趣味はホルンを吹くこと。二児の母。
田柳 優子(啓発・市民参加事業チーフ)
大学在学中に、子どもを保護するインドの現地NGOでのインターンシップを経験。ストリートチルドレンなど様々な境遇の子どもたちと出会い、厳しい環境で生きる彼、彼女たちに自分ができることの小ささ、無力さを感じながら帰国しました。何もできないことが悔しく、その年にACEのスタディツアーに参加しました。ACEと出会い、改めて「児童労働」はなくさなければならない問題だと感じると共に、もっと多くの人が働きかければ解決できる問題なんだ、と感じました。
大学卒業後は旅行会社での勤務を経て、ACEスタッフとなりました。今は日々、人が集まった時に生まれる力の大きさを感じながら活動をしています。労働から抜け出せないままおとなになってしまう子どもをこれ以上増やさないために、一緒に行動する仲間になってください。
杉山 綾香(児童労働ネットワーク事務局 / 啓発・市民参加事業担当)
12~14歳までインド ニューデリーで生活、自分と同じ年齢の子どもが働いている姿を目の当たりにし、文化・人種・宗教の違いに加え、貧富の格差に衝撃を受けたのは今でも忘れられません。当時通っていた日本人学校にて、「児童労働に反対するグローバルマーチ」の日本人職員の特別授業から、普段目にする光景が「児童労働」という国際問題であること、そして「児童労働はなくせる」ことを教えもらい、国際協力に携わる仕事に興味を持ちました。
大学在学中に『インド 児童労働』と検索したところからACEに出会い、ボランティアや学生チームとして活動に参加、大学卒業後は塾講師を経験し、2015年からスタッフとなりました。
今は他のNGOや労働組合とネットワークを組んだキャンペーン運営や学校等でのワークショップを通じて、日本国内の啓発活動をしています。自称「なんでもファシリテーター」、そしてスタッフからは「あやぱん」と呼ばれております。ぜひ一緒に児童労働のない未来へ向けて一歩を踏み出しましょう!
佐藤 有希子(ソーシャルビジネス推進事業チーフ)
長年メーカーに勤務し、日本製品を販売し海外でその良さを認めてもらえることが日本人として誇らしく思えることでした。生産拠点が人件費の安い海外に移ることがどんどん進む中、社会人になっての学び直し中、企業の海外進出に伴う問題を取り扱った授業で、途上国は法規制が整っていないことが多く、本社のある先進国の法規制ではNGなこともまかり通ってしまうので倫理的な判断にゆだねられるということが心に引っかかり、誰かが犠牲になってしまうことのない経済活動を行いたいと思い開発経済を学ぶため前職を退職。MBAと開発経済学を学び、サプライチェーン上の人権問題について関心を深め2018年8月よりACEスタッフとなりました。特に社会的に弱い立場である子どもへのしわ寄せにより起こってしまう児童労働をなくすために、企業の持つよりよい社会を築いていける力を借りながら、企業の社会的価値を向上できるように協働していくことを目指しています。
赤堀 友希(ガーナプロジェクト マネージャー)
学生時代にガーナの北西部を訪れて、農家さんたちのほとんどが自給自足の生活をしていることに驚きました。経済的な貧しさを解決するには、農家さん自身がビジネスの仕方を身に着ける必要があるのではと感じ、まずはビジネスについて学ぼうと民間企業に就職しました。その後、青年海外協力隊、開発コンサルタント会社、独立行政法人を経て、2021年1月より、スマイル・ガーナ プロジェクト担当としてACEスタッフになりました。ご支援いただいている日本の皆さんと、ガーナの皆さんの力を合わせて、チョコレートのよりよい未来を目指していきます!
川村 祐子(リサーチャー)
国際問題を学んでいた大学在学中に触れた児童労働。当時は、どこか遠い国の問題だと思っていた私ですが、卒業後に化学品メーカーで勤務する中、グローバル化した経済によって環境面でも人権面でも、地球上のある一部の人々に負担がのしかかっていること、そして日本にいる私たちも児童労働を生み出す構造の中にいることを実感。社会の仕組みを変えるにはどうしたら良いのかを模索するために持続可能な開発に特化した開発学を学ぶ中、ACEに出会い、2021年6月にスタッフになりました。
ACEでは、主にソーシャルビジネス推進とアドボカシーを担当しています。インドやガーナで児童労働をしている子どもたちに教育の機会を取り戻してもらえるよう、現地そして日本での仕組みづくりに貢献していきたいと思っています。
森 瑞貴(インドプロジェクト マネージャー)
インドのコットン種子生産において48万人もの子どもが働いているという事実に、大きな衝撃を受けました。
今の世界は、子どもたちの笑顔をつくる未来へと向かっていますか?世界が向き合う多くの課題に、子どもたちがちゃんと自分の意思で向き合い、希望を持てる毎日を生きてほしい。そんな毎日を紡ぐのが私たちの責任だと思っています。
児童労働から子どもを解放することによって、子どもの学ぶ機会を取り戻すことはもちろんですが、子どもが安心して毎日を過ごし、笑顔や希望が自然と溢れてくる日常を生きられるように、私ができることをしたいと思い、2021年6月にACEに入職しました。
双子の男の子の母です。
馬場 恵(総務担当)
カカオの生産地で子ども達が働いていることを知ったのは、もう20年近くも前のこと。それ以来、「この原料のカカオ生産にも子どもが関わっているのかな」とモヤモヤしつつも、自分にできることはないと諦め、チョコレートの甘さばかりを味わう日々を送っていました。ある日、ひょんなことからACEのウェブサイトに辿り着き、手が届かないと思っていた問題の解決に向けて動いてきた人達が日本にもいることを知ってショックを受けると同時に、自分にもできることがあると気がつき、2021年6月からACEのスタッフになりました。
ACEの活動を通して、かつての私と同様「できることはない」と思っている方達に、「なにかができる」と小さなチェンジを起こせたら、と思っています。
廣瀬 夕紀(総務担当)
大学時代、教育を受けられないタイの子どもたちに出会い、生まれ育つ場所が違うことで人生が変わってしまう世界が現実にあることを知りました。そんな状況を改善しようと奮闘するNGOの存在を知り、国際協力について学ぶなかで、世界と密接につながっている私たちの生活や社会のしくみを変えていくことが大切だと思うようになりました。
2021年7月にACEに入職。子どもたちが自分の力で人生を切り開き、希望する道を歩んでいけるよう、自分にできることをしていきたいと思います。
成塚 雅美(広報・ファンドレイズ コーディネーター)
以前、派遣職員として働いていた図書館で、インドのカーペット工場の子どもたちの写真展を手伝ったことをきっかけに、児童労働のことを知りました。ACEでは、広報やファンドレイズに関わる業務をしています。カイラシュ・サティヤルティさんが提唱する ”Globalize Compassion” を目指して、一人でも多くの方に児童労働を身近な問題と感じてもらえるように、日々活動していきたいです。
松本 梨佳(ソーシャルビジネス推進事業担当)
生まれた環境やいびつな経済構造に起因する不平等によって、途上国に暮らす立場の弱い人々の尊厳が奪われている現実を前に、先進国と言われる国に生まれた自分にできることは何か?という問題意識から、大学卒業後、ODAの仕事に携わりました。その中で、課題解決のための仕組み作りに携わりたいと思うに至り、退職。大学院で国際人権法を学ぶ中で、法制度上の制約により、国境を越えた人権の保護は容易でないながらも、これを乗り越えようとする「ビジネスと人権」という分野に関心を持ちました。自分の日常生活もサプライチェーンを通じて途上国の人権問題とつながっているという意識から、仕事を通じて現状を少しでも良くしたいと考え、外務省で「ビジネスと人権」の政策実務を担当。さらに、現場の人々や企業と協働して取り組みたいとの思いから、2023年、ACEに入職しました。現在、企業との協働事業やJICA案件を通じて、ガーナにおける児童労働を予防・解決する仕組み作りに従事しています。
河野 奈月(ファンドレイズ コーディネーター チャリティスポーツイベント担当)
民間企業での経験を経て、同じ「働く」時間を使い、世界の困っている人々に貢献できるNGOでの活動に興味を持ちました。その後、イギリスのNGOでのインターンシップや日本のNGOでの経験を経て、2024年4月よりACEに入職しました。
イギリスでの生活を通じて、チャリティが日常生活に自然に溶け込み、子どもから大人までが気軽に参加できる文化に深く感銘を受けました。この経験から、チャリティが特別なものではなく、楽しく気軽にできるものであるというイメージを広めることで、「助けを必要とする人々に手を差し伸べることが当たり前な世界」を実現したいと考え始めました。ACEでは、チャリティスポーツイベントを通じて、一人でも多くの人に楽しさを感じながらチャリティに参加していただけるよう尽力していきたいと思います。
伊藤 愛(リサーチャー)
2024年3月よりACEにてリサーチャーとして活動しています。主に、児童労働や人権、環境に関わるデュー・デリジェンスや、カカオ業界の動向を調査しています。国際開発を学び、アフリカや中東、カリブ海地域で国際協力に携わってきました。さまざまな国で暮らし、現地の人々と共に仕事をする中で、多くの出会いがあり、その間に二人の子どもが生まれました。現地の子どもたちと一緒に学校に通いながら成長する中で、私たち家族は、現地の方々に温かく支えられ、多くの笑顔に包まれて過ごしてきました。だからこそ、生まれた場所や暮らしている場所に関係なく、すべての人が笑顔でいられる世界、互いに優しさをもって接する世界であってほしいという想いを強く抱いています。
今日、児童労働や人権侵害への関心がますます高まり、法整備や企業の取り組みも進んでいますが、特に弱い立場にあるカカオ農家やその子どもたちが取り残されることのないよう、「遊ぶ、学ぶ、笑う。そんなあたりまえを守る」ACEの活動を通して、これからも尽力していきたいと思います。
上村 直子(子どもの権利推進プロジェクト担当)
看護師、精神保健福祉士として精神科医療福祉や高齢者の地域福祉に携わっていました。子育てをする中で子どもの権利について学びたくなり、友人の紹介で受講した「子どもの権利実践研修」に大いに共感したことがきっかけで、2024年4月に沖縄在住スタッフとしてACEに入職しました。
ACEのパーパスにも共感しながら、主に2022年に立ち上がった「沖縄うまんちゅ子どもの権利推進プロジェクト」のメンバーとして沖縄県内でのプロジェクトに参加しています。沖縄県内で活動する子ども若者支援の団体と協働しながら、沖縄の子どものウェルビーイング向上という大きな目標に取り組むチャレンジを、おとなとも子どもとも対話しながら、学びながら実践するのを楽しんでいます。
松井 納都子(講師派遣コーディネーター、ACEオンラインショップオーナー)
幼い頃から国際協力に関心を持ち、大学卒業後に青年海外協力隊に参加。帰国後は設計事務所に勤務しながら、双子の育児を通じて、児童労働など子どもたちが直面する課題について、あらためて考えるようになりました。そんな中、ACEの活動を知り、2024年3月に入職しました。現在はオンラインショップや講師派遣の窓口を担当。自分自身も学びながら、国際協力が少し遠く感じられる方にも、ACEの活動を通して、子どもたちのより良い未来づくりを共に考え、それぞれが行動に移していくきっかけになれたらと思っています。
ACEのスタッフ紹介番組「ACEトーク」
ACEスタッフを1人ずつゲストに迎えて、この道を選んだきっかけや仕事にかける想いなど、キャリアの話をするYouTubeライブ配信シリーズ「ACEトーク」。トークを書き起こした内容をnoteでも発信しています。ぜひご覧ください!
YouTubeでの試聴はこちら
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ACEの「ゆるキャラ」もよろしくね♪
てんちゃん
チョコレート担当(暑いと溶けちゃう)
『しあわせを運ぶ てんとう虫チョコ』の“てんちゃん”です♪ チョコを食べる人とガーナの子どもたちにしあわせを運ぶためにがんばってま~す♪ 暑いの苦手。普段はACEの事務所にいるよ。チョコレートがつくるもっとしあわせな未来を目指してます♪
コットンとん
コットン担当(暑い季節もへっちゃら)
コットン畑で生まれたコットンとん。大きい鼻で悲しい気持ちをかぎつけます。つくる人にも使う人にもやさしいコットンを広めるのが夢。オーガニックなものとお外が好きだとん。農薬は嫌いだとん。コットンとんファミリーもいるよ。
キクよん
子どもの声を聞く係(長い耳がチャームポイント)
おしゃべり大好き、“キクよん”でーす♪ 「話したいな」「言いたいことあるよ」っていうみんなの話をキク(聞く)よん♪ 「知ってほしいな」って思うこともつぶやくよん♪ 子どもたちの声はとっても大切。その声をしっかりと受け止めて、みんなの想いがかなうように応援します♪