日本の子どもの権利推進
日本が批准している「国連子どもの権利条約」は、子どもは生まれながらにして権利をもち、権利の主体者として自ら権利を使うことのできる存在だと位置づけ、おとなと同じ一人の人間として人権を持つことを認めると共に、子どもならではの権利を定めています。ACEは、日本において、以下の図のような、子ども・若者、家庭、学校、コミュニティ、日本(国全体)それぞれのレベルで、めざすありたい姿を描き、子どもの権利が守られた社会を実現するためのさまざまな活動を行っています。
日本で子どもの権利を推進する主な取り組み
広げよう!子どもの権利条約キャンペーン
子どもの権利をあらゆるレベルで広げるために、2019年4月に発足した「広げよう!子どもの権利キャンペーン」の事務局を務めています。子どもの権利条約の考え方を広める啓発活動や、国や自治体への政策提言活動を行っています。
子ども向け権利ワークショップ開発・普及および子ども支援者の能力向上
子ども自身や、子どもに関わる人に子どもの権利について伝え、その実践方法を学ぶ機会を作るためのワークショップや研修を実施しています。
子ども向け「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」についてはこちら
子どもの権利条約フォーラム2023inとよたで「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」を実施しました!
学校や地域などでの講師派遣を受け付けています。詳しくは以下をご参照ください。
学校/市民向け講師派遣・出前授業
沖縄うまんちゅ子どもの権利推進プロジェクト
沖縄で子どもの権利の実現とウェルビーイング向上をめざし、地域単位でその実践の輪を広げる取り組みを行っています。
詳しくはこちら 「沖縄うまんちゅ子どもの権利推進プロジェクト」が始動しました
日本の児童労働の予防と啓発
日本における児童労働を予防するためにリーフレットの配布など啓発活動を行っています。
詳しくはこちら 日本の児童労働
活動報告
2024年6月18日
【開催報告】あなたにとってやさしいまちってどんなまち?~子どもの権利を知り、わたしらしさをみつけよう~
ACEのインドやガーナでの活動紹介、日本の子どもの権利の推進、「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」の紹介、愛知県豊田市の事例紹介に加え、参加者からの事例紹介や日頃感じたモヤモヤを共有していただきました。イベントの後半では、グループに分かれて、「あなたにとって子どもにやさしいまち」とはどんなまちか話し合いをし、最終的に個人でやさしいまちづくりに大切なこと・自分にできること・おとなにできることをそれぞれ考えました。
2024年2月14日
こども食堂・居場所の運営者向けに子どものセーフガーディングを紹介するワークショップを行いました
2023年11月29日(水)、千葉県松戸市にて、こども食堂や居場所の運営者およびスタッフなどを対象に、子どものセーフガーディングに関する研修会が開催され、ACE成田、田柳が講師としてワークショップを行いました(主催:NPO法人Matsudo子どもの未来へwith us、協力:ACE、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ)。
2024年1月18日
子どもの権利条約フォーラム2023inとよたで「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」を実施しました!
2023年11月25・26日(土・日)に豊田市で開催された「子どもの権利条約フォーラム2023inとよた」で分科会を開催し、ACEとして制作を進めてきたワークショッププログラム「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」を実施しました。
2023年8月7日
日本の子どもたちの「子どもの権利」を守るための活動「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」開発中
ACEでは現在、日本の学校の授業などで活用できる、主に子どもを対象とした「子どもの権利」に関する新しいワークショップの制作を行っています。 開発中の子どもの権利教材について、その背景と先日行ってきたテスト実施の様子についてお伝えします。
2023年3月22日
「沖縄うまんちゅ子どもの権利推進プロジェクト」が始動しました
ACEと沖縄青少年自立援助センターちゅらゆいは、デロイト トーマツ グループの一般財団法人デロイト トーマツ ウェルビーイング財団による第2回「コレクティブ・インパクトによる社会課題解決の推進」助成事業に、2団体の共同体として採択されました。今回の助成を受ける2022年12月からの活動は、「沖縄うまんちゅ子どもの権利推進プロジェクト」と名付けました。ACEとちゅらゆいの取り組みと、プロジェクトのキックオフの様子をご報告します。