サポーター・会員・寄付者のみなさんにサンキュー | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

児童労働日々是発見資金調達・ファンドレイジング

2014年11月7日

サポーター・会員・寄付者のみなさんにサンキュー

  本日大阪でCSRがテーマの企業向けの講演だったのですが、ACEとしてあまり周知できていなかったにも関わらず、ACEマンスリーサポーターの方が2名話を聞きに来てくれました!おひとりの方とは本日初対面で、どういうきっかけでマンスリーサポーターになってくださったのかをお聞きし、ACEがなかったら出会っていなかったであろうそのつながりが出来たことに、あらためて嬉しいな、と思いました。もうひとりの方は、もう長年ACEのご支援をいただいている女性。先日電話でもお話したばかりだったので、子育ての話などプライベートなこと含め顔を見てお話が出来てうれしかったです。

  というわけで3つめのサンキューは、ACEを応援してくれているマンスリーサポーター、会員、寄付者のみなさんへの、ありがとうです。

  ACEにはサポーター・会員あわせて定期的にご寄付・会費をいただいている支援者の方々が約500名いらっしゃいます。みなさんが私たちを信じてお金を託して下さっているからこそ、私たちは活動を続けることができます

 またこれまで大口の寄付をいただき、助けられたこともありました。

ACEが法人化を目指していた2004年、どうしても1人事務局員を置きたいので、お金が必要なんです!とお願いし、300万円をご寄付くださったHさん。あのお金がなかったら、今事務局長をしている白木が会社を辞めてACEの専従になることは出来なかったですし、その頃からACEの活動が発展を見せたことを考えると、あの300万がなかったら、今のACEはなかったといっても過言ではありません。

 印税を寄付したいと電話をかけてきてくれたMさん。その時はちょうどあてにしていた助成金に落ちた時で、とても資金に困っていました。助成金に落ちたという知らせを出張中のガーナで受けた時のショックは今でも覚えています。Mさんに相談して、その助成金で出せるはずだった人件費に充てさせてもらうことを了承してもらい、ご寄付をいたただき、なんとか息を吹き返しました。やはり、あの時あのご寄付がなかったら、今活躍しているあのスタッフの活躍もなかったかもしれません。

 ビジョンサポーターという制度を作って、10万円単位のご寄付をお願いにいった時。10万円という金額は、そうそうさっと出せるものではありません。しかし、「せっかくきてもらったし、ご寄付しましょう」と快くご寄付を申し出てくださった人生の先輩の方々にも、本当に励まされました。ご寄付をいただくというのは、私たちの活動の価値、効果を認めていただき、ACEの存在価値を証明して下さるものだからです。

  法人からのご寄付も、やはり人との信頼関係があってこそ。現在インドで実施しているピース・インドプロジェクトも、ご提案させていただき、組織として支援を決定していただいた当時のご担当者なしには、はじめられなかったと思います。またガーナのプロジェクトも、児童労働に取り組むACEをパートナー団体にしようという当時の森永製菓の1チョコfor1スマイルご担当者のご決断がなかったら、支援地拡大は出来ていませんでしたし、その次のご担当者が実現してくださった支援地のカカオを使ったチョコレートへの道も、開けなかったと思います。

  こうしてみると、本当に多くの方々に支えられてきましたし、今も支えられていることを感じます。ご寄付をいただくというのは、その方の「児童労働をなくしたい」というお気持ちを私たちがお金という形で受け取り、事業を実施してその夢に向かって実現させていくということだと思っています。

 私のモットーは「人とつながり、力を引き出し、社会をかえるエネルギーを生み出す」こと。ご寄付をいただくのも、その方とつながり、その方、あるいはその方の所属する組織の力(ご寄付)を引き出し、児童労働のない未来に向けて使わせていただくこと、と置き変えてみれば、その通りなのかもしれません。

 私が目指しているのは「11人の可能性が花開く社会」です。そのためには、教育が必要で、それを阻害するのが児童労働です。 

 児童労働に反対するグローバルマーチに参加していたフィリピンのごみ山に住んでいる女の子を、数年後に訪ねたことがありました。ジェシカという女の子で、彼女はNGOの支援を受けて大学に通っていました。 

 建築を学んでいる彼女に「教育ってどんな意味があると思う?」と聞いたら、「教育を受けなかったら、自分が建築に興味があって、好きだってことがわからなかったと思う」と言っていました。自分の可能性を知り、それを開花させるためには、教育の機会が必要です。1人でも多くの子どもが児童労働から解放され、教育を受けて、自分の将来を希望を持って語れるようになる、それが私の夢です。

 39のサンキューの3つめは、これまでご支援くださったみなさんへ。

 本当に、本当に、ありがとうございます。

 しかし、夢を実現させるためには、まだまだ多くの個人、法人のご支援を必要としてい

 ます。これからご寄付いただくみなまには、Thank you in advanceということで!

 前もって、そのご支援にここで感謝し、3つめのサンキューとしたいと思います!

 

 

 

 

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