児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ

児童労働

2004年11月20日

日本小型武器行動ネットワーク設立記念シンポジウムに参加

日本小型武器行動ネットワーク(JANSA)設立記念のシンポジウムに参加してきました。

小型武器児童労働の関わりはとても深くあります。子ども兵士として殺人を強要される子どもはもちろん、紛争地域の小型武器の使用によって亡くなっている民間人(毎年約50万人)の一人として、あるいは家族が殺され子どもが働かざるをえなくなることなどが考えられます。

いずれにせよ、小型武器の問題もとても深刻かつ世界的な取り組みが必要な問題です。シンポジウムの基調講演では、猪口邦子先生が熱弁を奮い、主に国連でのプロセスについて会議の議長を務めた経験から語られました。

国際会議で結果を出すということ

私も国際労働機関(ILO)の会議に出たことがあるので、国際的な会議というのがどんな風に進行されていくのか、少しイメージがわきます。

議長はとにかく、会議の結果を出さないといけないわけです。この会議の結果とは、行動計画や宣言を採択することになるわけですが、これを決める過程にはさまざまな国の利害がからみます。しかも、全会一致原則を議長として提案しているので、ひとつの国でも反対したら、これまでの準備と時間すべて水の泡になる可能性があるわけです。

その中で議長としてリーダーシップをとり、妥協案を引き出し、まとめないといけません。しかも相手は国の代表ですから、一筋縄ではいかないでしょう。猪口先生の熱弁から、それがいかに大変だったか、そしてそれらの国々の人たちが自分の国の代表として、自分の国から非難されることを覚悟して、合意する勇気を持ってくれたことへの感謝が伝わってきました。それを引き出す(そこまでリスクをとってもこの問題が大事だと思わせる)猪口先生はやっぱりすごかったんだろうなとつくづく思うのでした。

小型武器などの問題解決に向けて大切なこと

今回のシンポジウムはテーマ自体に関心があったこと、また先日立ち読みした猪口先生と村上龍の対談に感動したからでした。とにかく猪口先生がかっこいい!!

特に印象にのこったのは、その本の中で「希望と絶望」について語っていた部分です。

戦争、武器、児童労働、、いろいろな絶望的ともいえる、どこから手をつけていいのかわからないような問題がたくさんあるなかで、やる気を失ってしまっている政府の人たちに対して、「希望」を持ってもらうことが大事なのだと。(というようなことが書いてあったような気がするのですがさだかではありません)

小型武器と児童労働の問題をなくしていくために

児童労働者は世界で2億4600万人、そのうち国際労働機関(ILO)がIPEC(児童労働撤廃国際計画)で毎年直接的に助けられる子どもの数は30万人。。。。なんと、0.1%です。全体数からみると、絶望的な数字です。

でも、ここであきらめて一歩を踏み出さないのと、一歩を踏み出すのとでは違いがあるし、一歩を踏み出した人しか2歩目は踏み出せない。

コツコツと自分たちができることをやっていくしかないのですね。

子どもたちの手に、武器を持たせない世界に向けて。
将来を考えられない絶望から、自分の力に気づいてそれを開花させることを夢見る希望へ。

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