オバマ大統領が児童労働について声明を発表 | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

児童労働

2009年6月16日

オバマ大統領が児童労働について声明を発表

6月12日の児童労働反対世界デーにあたって、オバマ大統領が以下の声明を発表しました!クリントン大統領時代にILO182号条約を二番目に早く批准するなど、もともと児童労働に熱心なアメリカの民主党政権。今後も注目です!

FOR IMMEDIATE RELEASE
June 12, 2009

Statement by President Barack Obama on World Day Against Child labor

Even in this modern era, children around the world are forced to work in deplorable and often dangerous conditions at a time in their lives when they should be in classrooms and playgrounds. Global child labor perpetuates a cycle of poverty that prevents families and nations from reaching their full potential. That’s why, earlier this week, Secretary of Labor Hilda Solis reaffirmed my Administration’s commitment to this issue by announcing $60 million to fight child labor.

I also find it fitting that this year’s World Day Against Child Labor focuses on drawing attention to the particular plight young girls face. Of the 218 million child laborers worldwide, 100 million are girls; more than half of whom are exposed to hazardous work. That’s unacceptable, and this world cannot allow it. We must stand united in opposition to child labor and recommit ourselves to ending this practice in all its forms; today and every day.

6月23日 日本語訳を追記

オバマ大統領の児童労働についての声明発表への反響があったので、日本語訳を追記します。

米国労働省が6千万ドル(約60億円)のコミットを表明。
それにひかえ日本は、ほとんどないに等しいのが現状です。

ホワイトハウス-(2009年6月12日) 

この時代になっても、世界中の子どもたちが危険な状況下で労働を強いられている。
本来なら学校や遊び場にいるべき年齢の子どもたちが、過酷かつ危険な状況下で働かされている。

世界的な児童労働は、貧困の悪循環を永続させ、家族や国民の持つ最大限の可能性を奪う。今週はじめに、ヒルダ・ソリス労働省長官が児童労働問題に取り組むため6000万ドル拠出することを発表した。この発表は、私の政権がこの課題に取り組むコミットメントを再確認したものだ。

また、今年の児童労働世界反対デーが、少女たちの状況に焦点を当てようとしていることも適切と捉えている。世界の児童労働者2億1800万人のうち、1億人が女子であり、その半分以上が危険有害労働に従事している。この事実は受け入れがたく、また世界はこれを許してはいけない。私たちは団結して児童労働に反対し、いかなる形態の児童労働もなくすために再び責任ある行動を約束しなければならない。今日も、明日も。

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