児童労働とは

電子資料「児童労働白書2025 ―ビジネスと児童労働―」

ACEは、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社および株式会社オウルズコンサルティンググループとともに、児童労働の現状と企業に求められる対応をまとめた白書を2020年12月10日に発行、2025年10月27日には改定版の「児童労働白書2025 ―ビジネスと児童労働―」を発行しました。

世界の最新レポートや公開情報の調査・分析をもとに、児童労働の現状や企業のリスク、政府や企業の対応事例等について包括的かつ体系的にまとめています。無料でダウンロードいただけますので、企業経営者やCSR・購買部門等の実務担当者に加え、政府、NPO・NGO、学術機関など、幅広い方々に活用いただき、取り組みを推進していただければと思います。

発行日:2025年10月27日
価 格:無料
著 者:デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、株式会社オウルズコンサルティンググループ、認定NPO法人ACE

「児童労働白書2025 ―ビジネスと児童労働―」は無料で閲覧・ダウンロード可能です。

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目次

第1章 国際的な児童労働の実態
 第1節 児童労働の概観
 第2節 産品別の児童労働の実態 (コーヒー、カカオ、パーム油、魚介類、コットン、金、コバルトなどの鉱物)
 第3節 先進国における児童労働 (欧米および日本における児童労働の特徴)

第2章 ビジネスと児童労働
 第1節 ビジネスと人権に関する議論の潮流
 第2節 児童労働によるビジネスへの負の影響
 第3節 企業による児童労働撤廃への取り組み

第3章 児童労働に関する各ステークホルダーの取り組み・連携
 第1節 児童労働撤廃に関わる主要なステークホルダーとその取り組み
 第2節 マルチステークホルダー連携による取り組み
 第3節 児童労働に関する課題と展望

Appendix
 i. 児童労働撤廃に取り組むNPO・NGO一覧(国内)
 ii. 児童労働撤廃に取り組むNPO・NGO一覧(海外)

児童労働白書発行によせて

ACE代表 岩附由香特定非営利活動法人ACE
代表 岩附由香

児童労働は20 世紀初頭から人権問題として認識されながらもいまだに解決されていない課題です。「ビジネスと人権指導原則」により、「企業の人権尊重の責任」が明確になった今、グローバルなサプライチェーンの末端で働く子どもたちの人権救済は、企業の責任でもあります。グローバル社会で生き、日々多くのモノを消費する消費者としても、日本で暮らす私たち誰もが児童労働とは無関係ではいられません。

国連持続可能な開発目標では児童労働の撤廃目標を2025 年と掲げていました。残念ながら、2025年6 月の発表で1 億3800 万人もの子どもたちが児童労働に従事している現実があります。他セクターとの連携も含め、課題解決に向け企業としてどう行動できるか、本書がその示唆を与えるものになることを願っています。 

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