宮城県山元町で「たからものワークショップ」を実施しました

宮城県山元町で「たからものワークショップ」を実施しました

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ACEは2011年5月より宮城県山元町において東日本大震災の復興支援を行い、子どものための支援活動を検討してきました。そして、2011年12月11日に山元町でワークショップを行いました。

ワークショップ実施の目的

大切なものは「家族」

大切なものは家族です

ACEは、子どもたちが震災で負った心の傷や不安を共有したり、相談したりする機会が減ってしまっているのではと思い、ワークショップを通じて子どもの声を聴き、子ども同士が思いや経験を分かち合うことで、子ども自身が持つ心の傷を癒し回復する力を引き出す、きっかけ作りをしたいと考えました。

そして子どもが自分の気持ちを表現し、他の人に見たり、聞いたりすることで自尊心を高め、子どもたちの前向きな意見を聞くことで大人にも希望を与え、地域全体が元気になる一助となればと考えました。

このワークショップは、山元町のイベント「子どもも大人もみんなで遊び隊」の中で開催させていただきました。年に一回開催されていたイベントですが、2011年の震災後は、町の復興を目指して今回で三度目の開催となりました。会場は山元町立山下中学校で、当日は多くの子どもたちで賑わいました。

「ぼくの わたしの たからもの」ワークショップ

「ぼくの わたしの たからもの」ワークショップと題し、ゲームの中でインタビューをし、子どもたちの状況を子どもたち自身が互いに知ることができるようにしました。また、Tokyo Future Sketch提供のスケッチブックに、三つのお題にそって絵を描いてもらいました。

子どもたちはじっくりと思い思いに絵を描いていました。お題の一つ「大切なもの」には家族や友人、学校など、「山元町の好きなところ」には、自然が多いところや名産であるリンゴやイチゴ、ほっき貝を思い浮かべる子が多くいました。

山元町への愛着がある一方、仮設住宅は狭い、津波で大切な本が流されてしまった、友達と離れてしまったなど被害の状況がうかがえる声もありました。子どもたちの声や絵は今後の活動に活かしていきます。

思い思いの絵を描いてくれました思い思いに絵を描いてくれました

ACEスタッフから山元町の子どもたちに聞いてみました山元町の好きなところは・・・。

東日本応援募金:被災地の子どもたちを支援

東日本応援募金

被災地の子どもたちを支援「東日本応援募金」

ACEのミッションである「すべての子どもが希望を持って安心して暮らせる社会」を実現するため、東日本大震災で被災した子どもたちを支援するための寄付を募っています。

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  • カテゴリー:報告
  • 投稿日:2011.12.22