「ビジネスと児童労働」連続セミナー 第1回[入門編]開催
「ビジネスと児童労働」連続セミナー 第1回[入門編]開催
基礎知識と事例から学ぶ、企業の人権リスク対策
世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)は、日本のビジネスパーソンが児童労働の定義と自社のビジネスにおいて児童労働がどのようなリスクになりうるのか理解を深め、自社で児童労働に取り組むための準備を促すため、2013年12月から2014年9月にかけて、全4回の「ビジネスと児童労働」連続セミナーを開催します。
ビジネスパーソン向け連続セミナーの企画背景
2013年9月、国際労働機関(ILO)が児童労働の最新の世界推計を発表しました。全世界の児童労働者は約1億6800万人となり、2008年当時の推計と比べて4700万人もの減少となりました。しかし、子ども兵士や人身売買を含む危険・有害労働に従事する子どもは8534万人に上り、ILOが目標としている「2016年までの最悪の形態の児童労働の撤廃」は達成できないと指摘されています。また、児童労働は最貧国ではなく、インドやガーナ、インドネシア、フィリピンなど中所得国が最も多く、日本企業とビジネスを通じて関わりの深い国で問題となっています。そんな現状を日本のビジネスパーソンに理解いただき、各国企業が行ってきた児童労働に関する取り組みをご紹介するセミナーを企画しました。ISO26000が発行され、人権デューデリジェンスの必要性が高まる中、企業人として備えておくべき知識を蓄え、実践例から学びます。
連続セミナー日程および内容(案)
※2回目以降、ゲスト講師をお招きし、実践事例をお話しいただく予定です。(内容は変更することがあります)
- 第1回:2013年12月(入門編)
世界の最新動向とサプライチェーンの児童労働
-最新推計、動向と企業の児童労働への取り組み事例ー - 第2回:2014年3月 (マーケティング事例編)
チョコレートから考える、ソーシャル消費の理論と実証(仮)
―企業とNGOの実践事例から―
(研究者、企業担当者をゲストに予定) - 第3回:2014年6月 (リスク対応事例編)
NIKEが直面した児童労働問題(仮)
―企業の対応の在り方―
(海外ゲスト招聘の予定) - 第4回:2014年9月 (ワークショップ編)
サプライチェーンの児童労働(仮)
―コットンのワークショップから考える社内での対応実践―
(企業からゲストを予定)
連続セミナー概要
- セミナー参加費:全4回16,000円(各回のみの参加1回5,000円:ACE法人会員は4,000円)
- 定員:30~80名程度 (開催回によって変動)
- 会場:都内近郊の会議室・セミナー会場
- 主催:認定NPO法人ACE(エース)
- 協力:株式会社オルタナ
初回参加特典
児童労働の調査・研究報告書「ACEワーキングペーパー」全3冊をプレゼント。
- No.1 開発における児童労働の主流化-ILOグローバルレポートとミレニアム開発目標をもとに
- No.2 サッカーボール産業における児童労働への取組み-製造における企業の社会的責任
- No.3 児童労働の撤廃へ向けた課題と日本ができること-2010年ILOグローバルレポートを読み解く
「ビジネスと児童労働」連続セミナー
第1回『世界の最新動向とサプライチェーンの児童労働』
児童労働への対策を行ってきた企業の実践事例をご紹介する連続セミナーの第一回目は、児童労働問題の入門編として、児童労働の最新推計と2013年10月にブラジルで開催された「児童労働国際会議」で発表された各国企業の取り組み事例をご報告します。企業で経営やCSRに携わっている方も、これから社内で児童労働に対する取り組みについて考えたい方も歓迎です。
日時 | 2013年12月5日(木)15:00~17:00 |
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会場 | ハロー貸会議室品川 (東京都港区高輪3-25-18 関ビル3F 3A号室) JR「品川」駅 高輪口徒歩2分( Google Map ) |
参加費 | 5,000円 ※ACE法人会員および全4回一括参加申込の場合 4,000円 |
定員 | 30人(先着順) |
申込方法 | 以下の「報告会&総会申込フォーム」からお申込みください。 申込締切:2013年12月3日(水) |
主催 | 認定NPO法人ACE |
協力 | 株式会社オルタナ |
プログラム内容(案)
- 今さら聞けない、児童労働がビジネスのリスクになる理由
- 児童労働の最新推計と動向
- 2013年10月開催のブラジリア「第3回児童労働国際会議」報告
- 質疑応答etc
発表者:岩附 由香(認定NPO法人ACE 代表 / 児童労働ネットワーク 事務局長)
1998年、世界110カ国の2,000以上のNGOや組合が参加した世界的なムーブメント「児童労働に反対するグローバルマーチ」を日本でも開催するため、大阪大学大学院国際公共政策研究科在籍中にACEを設立。2006年までNGO職員、会社員、国際機関スタッフ、フリー通訳などをしながらボランティアで活動を続け、2007年からACEの活動に専念。「社会的責任に関する円卓会議」運営委員、国際協力NGOセンター理事など団体外での役割も担う。『サプライチェーンと人権のCSR~ラギー報告、IOS26000、OECD多国籍企業ガイドラインの改定から見えてくるCSRの新しい時代と日本~』を執筆(季刊労働法234号)
共著「わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて。」(2007年 合同出版)
こんな人にオススメ
- 自社のビジネスに対し児童労働がどのようなリスクになるのか知りたい方
- 自社の人権リスク対策を検討・実践に携わっている方
- ISO26000や人権デューデリジェンスの理解を深めたい方
取材・イベント掲載について
本イベントの取材や開催告知などご協力いただける方は、以下の宛先までご連絡ください。開催告知を掲載いただける場合は、掲載後でかまいませんのでご一報ください。
第1回「ビジネスと児童労働」連続セミナーACEプレスリリース
本件に関するお問い合わせ・取材申込は
お問い合わせフォームから
- カテゴリー:プレスリリース
- 投稿日:2013.11.12