コットンのやさしい気持ち

親の収入向上を支援 ヴィノード・クマールくん(インド)

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ヴィノード・クマールくん(14歳)は、8歳の時にお父さんを病気で亡くしました。一緒に暮らしているお母さんとお兄さんは、日雇い労働者として毎日仕事を探して働いています。クマールくんは一度も学校に行ったことはなく、ヤギの放牧の仕事をしていました。毎日朝9時から夕方6時半まで、家で飼っているヤギと、近所のヤギ約25匹を預って、遠くの森林まで連れて行っていくのが仕事です。

「日差しが強い日も、大雨の日も、出かけなければならなくて辛かった。雨に濡れて熱が出た時もあったよ。」

2010年3月、ヤギの放牧をして働いていた時のクマール君とお母さん
2010年3月、ヤギの放牧をしていた時のクマールくんとお母さん

 

「どうすれば子どもを学校へ通わせられるか分からなかった」

2010年4月からピース・インド プロジェクトが始まり、現地スタッフが家庭訪問をしてお母さんと話し合いました。話し合いの結果、クマールくんは公立学校への編入を橋渡しする「ブリッジスクール」に通い始め、その後、公立学校に入学することができました。これまでクマールくんがやっていたヤギの放牧はお母さんがするようになりました。

2010年9月に会ったとき、お母さんは「自分も学校へ行ったことがなかったし、どうやって子どもを通わせられるか分からなかった。でも、今は勉強させたいと思うようになりました。息子が学校へ通うようになってからは、生活が変わって、勉強したり楽しそうにしているのがとても嬉しいです。」

クマールくんも「学校に通えるようになって、勉強したり、遊んだりできてうれしい!」と笑顔を見せて話してくれました。

「好きなモノを描いて」とお願いしたら、インドの俳優の顔を描いてくれました

2010年9月に、村の子どもたちに「好きなモノを描いて」とお願いしたら、インドの俳優の顔を描いてくれました。(※顔が青く、誰かわからなかったのですが、うれしそうに見せてくれました。)

 

子どもが学校へ通えるように親の収入向上を支援

クマールくんの家族のように、土地を持っていないため農業もできず、安定した収入を得るのが難しい家族は少なくありません。ACEは、土地を持たない家族に対し、親の収入向上を支援し、子どもが安心して教育を受けられるように取り組んでいます。

クマールくんのお母さんにはヤギを4匹支給し、子どもが生まれたら増やして売る畜産ビジネスの支援を行いました。ヤギは年に2回も子どもを産むので、今では14匹まで増えています。何度かヤギを売って収入も得たそうで、お母さんは「とても助かっています」と話してくれました。ヤギを支給した分のお金も返済が済んだそうです。

クマールくんは今7年生(日本の中学生に相当)。「今もちゃんと学校へ通ってます」と話してくれました。体が大きくなり、以前の幼さはなくなりましたが、はにかむような笑顔は変わっていません。

2014年4月、生まれたばかりの子ヤギを抱えたお母さんとクマールくん
2014年4月、生まれたばかりの子ヤギを抱えたお母さんと、成長したクマールくん

 

世界中にいる「そのこ」のことをまずは知ってほしい

クマールくんのような子どもたちを児童労働から守るため、まずは多くの人に児童労働について知ってもらいたい。そのために詩人 谷川俊太郎さんが書いてくださった詩「そのこ」を、ぜひ身近な人へ伝えてください!

(詳しくは「そのこ」の未来キャンペーン特設ページをご覧ください)

一人でも多くの子どもたちが笑顔になるよう、ACEによるインドのコットン生産地域での支援活動「ピース・インド プロジェクト」への応援をよろしくお願いいたします!

インドの子どもたちを笑顔にするために
応援よろしくお願いします!

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  • カテゴリー:子どものエピソード
  • 投稿日:2014.07.25

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