コットンのやさしい気持ち

【インド便り】マッデラバンダ村のブリッジスクール

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ACEと現地パートナーNGOSPEED」が実施する「ピース・インド プロジェクト」では、支援をしている2つの村のすべての義務教育年齢の子どもが継続的に公立学校に通うことを目指しています。

それまで読み書きをしたことのない子どもたちが労働から抜け出してそのまま年齢に沿った学年に就学しても学校の勉強についていけず、中途退学して再び働きに畑へ戻ってしまう確立が高くなります。そのような事態を防ぐため、プロジェクトでは補習学校「ブリッジスクール」を運営し、子どもが基礎教育を身につけてから公立学校に編入できるよう支援しています。各村に1つずつ設置していますが、今日はマッデラバンダ村のブリッジスクールへご案内します。

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村のおとなたちとの話し合いを終えてブリッジスクールを訪れると、子どもたちはちょうど給食を終え午後の授業を始めるところでした。

「グッドアフタヌーン、ティーチャー(先生)

公立の学校と同じように、そろって挨拶します。

貧困家庭の子どもが通えるよう制服と靴、学用品などを支給しているため、普段は裸足で過ごす子どもたちもブリッジスクールには靴を履いて通います。労働をしている時には習慣のなかった「綺麗に並べる」ということも、ブリッジスクールでは指導しています。

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ブリッジスクールでは、SPEEDのスタッフが先生となり、子どもたちに州の公用語であるテルグ語や英語、算数などを教えています。

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1度公立学校の1年生に入学し、少し成長すると中途退学するよう親に言われて労働を始めた子どもも多く、勉強できることの大切さを感じてるようです。

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授業は年齢や学力を考慮して2つのクラスに分けて行っています。教えるスタッフも、どんな風にすれば子どもたちが集中し続けられるか、いつも試行錯誤しながら授業を行っています。

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プロジェクト・コーディネーターのクリシュナさん。顔は少し怖いけど、いつも優しく子どもたちと接しています。

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テルグ語の教科書を見せてくれました。このテルグ語、果物のような形をしているといつも思うのですが、そんな風に見えませんか?

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授業が終わると、下校前の遊びの時間です。

一斉に飛び出すので自分の靴がどれかわからずひと騒ぎが起きますが、最終的にはみんな自分の靴を見つけ出します。

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 縄跳びやカバティ(インドの国技)などみんな好きな遊びをして楽しみます。

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 先週からブリッジスクールに来るようになったハリクリシュナさん(9歳)。以前村を訪れた日本の支援者の方に寄贈いただいたサッカーボールに興味津々でした。

ブリッジスクールに通い始めて、「初めて遊んだ」と話す子どももいます。

家に帰った後は、宿題もしなくてはいけません。なかなか子どもをブリッジスクールに通わせることを許可しなかった親も、「うちの子はちゃんと宿題をしているんだ!」と得意げに話してくれることがあります。労働から抜け出し、勉強やブリッジスクールでの生活を楽しむ子どもたちの生き生きとした様子が、おとなたちの「子どもも働くことが当たり前」という考え方に変化をもたらし、教育の大切さを感じさせています。

 ブリッジスクールの運営は、日本からの「コットン募金」に支えられています。コットン生産地の子どもたちが児童労働から抜け出し、教育を受けられるよう、「コットン募金」へのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

子ども支援事業「ピース・インド プロジェクト」担当 田柳優子

インドの子どもたちを笑顔にするために
応援よろしくお願いします!

コットン募金

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  • カテゴリー:子ども支援
  • 投稿日:2017.02.22

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