コットンのやさしい気持ち

「コットンのやさしい気持ち」プロジェクトとは

「コットンのやさしい気持ち」プロジェクトは、48万人以上の子どもが働いているインドのコットン生産地域で、危険で有害な児童労働から子どもたちを守るため、ACEがインドと日本で取り組んでいる活動のことです。

「コットンのやさしい気持ち」のねらいと活動

現在、世界の児童労働者の約7割が農林水産業で働いています(*1)。また、インドのコットン畑では48万人以上(*2)の子どもが働き、特に女の子が多いことや、グローバルな経済の仕組みによって児童労働が発生していることが分かっています。これらのことからACEは、インドのコットン生産地域での児童労働問題をより多くの人に知ってもらい、ソーシャルな消費を通じて、現地で児童労働をなくすための支援を行う「コットンのやさしい気持ち」プロジェクトを立ち上げました。

出典
*1 Global Estimates of Child Labour: Results and trends, 2012-2016
*2 Indian Committee of the Netherlands(ICN), Cotton’s Forgotten Children, 2015

インドのコットン生産地での児童労働をなくすため、日本とインドで3つのアクションを行っています。

1.【日本で】コットン生産地での児童労働問題を伝える活動

イベントや報告会、学校や企業への講師派遣・出張授業などを通じて、日本国内でコットン生産地での児童労働の現状を伝える活動を行っています。

【開催報告】5/10 「コットンの日にSDGsを考える~企業向けセミナー~」

【開催報告】6/8 サステナブルな認証基準の今 ~テキスタイル・エクスチェンジ国際会議報告~ (Textile Exchange Seminar)

2.【日本で】地球にも子どもにもやさしいオーガニックコットン製品の販売と普及

認証基準に無農薬であることだけでなく、「児童労働による労働者の搾取がないこと」が盛り込まれている「オーガニックコットン」製品の販売や普及に取り組んでいます。

コットンボールOCタオルハンカチの販売

3.【インドで】インドのコットン生産地で働いている子どもたちの就学支援

コットン生産地で子どもを危険な児童労働から守り、教育を支援する「ピース・インド プロジェクト」をインドのアンドラ・プラデーシュ州とテランガナ州で実施しています。

インドでの支援活動「ピース・インド プロジェクト」

コットンとわたしたちの生活とのつながり

私たちが何気なく着ている服が、子どもの労働によって作られたコットンでできているかもしれません。コットンは収穫されると種を取り除かれた繊維状の原綿に加工され、さらに糸状の綿糸に加工されていきます。日本は、アメリカからもっとも多く原綿を輸入し、綿糸はインドからもっとも多く輸入しています。

インドはコットン耕地面積(約1000万~1200万ha)と生産量で世界第1位を誇り、生産されたコットンの約8割を中国へ輸出しています。日本の私たちが手にする衣料の多くは中国産で、インドの綿が使われている可能性もあります。コットンがTシャツやズボンなどの最終製品となって私たちに届くまで、多くの国を経由しているのです。まさに「見えない糸」で私たちの日々の暮らしとインドの児童労働はつながっているのです。

世界のコットン主要生産国(*3)

世界のコットン主要生産国についてのグラフ※生産国=コットンを栽培する国

世界のコットン主要消費国(*4)

世界のコットン主要消費国※消費国=コットンを綿糸や生地に加工する国

出典
*3 *4 Cotton Incorporated, Monthly Economic Letter(2019/20 October)

「コットンのやさしい気持ち」プロジェクトのコンセプト

ふわふわした、真っ白なコットン。洗濯したてのふわふわのタオルを顔にあてると、なんだかやさしい気持ちになりますよね。そんなあたたかなコットンが育つ畑には、悲しい現実がありました。 このプロジェクトの名前には、ACEが実現したい3つのやさしさが込められています。

1. 子どもにやさしい社会をつくりたい

児童労働をなくす方法のひとつが、児童労働がない製品を作ること。多くの企業は製品を作る原材料がどこでどのように作られているのかを把握することが難しいといいますが、オーガニック認証を受けたコットンはどの畑で誰が作ったのかまでたどることができます。オーガニック認証の条件の一つに、生産過程で児童労働がないことが含まれているのです。

2. 地球にやさしい製品を増やしたい

世界の耕地面積の2.5%を占めるコットン畑に、世界の農薬の10%が使用されていると言われるほど、コットンは他の作物と比較し大量の農薬を使われているため、土壌や水質の汚染が問題となっています。持続可能な社会を目指すため、環境に負荷をかけない、オーガニックコットンを選び、ソーシャルな消費を増やせば、世界の需要も増えて、オーガニックの畑が増えていくはずです。

3. やさしい気持ちを集めて、変化を生み出す原動力に

おとなが子どもを見守る、たがいを気づかうなど、人間に本来備わっている「やさしい気持ち」は誰にでもあるもの。途上国で子どもを働かせている親も、本当は子どもを学校に行かせたいのです。でも他に解決方法が思い浮かばず、子どもを働かせざるをえない状況にあり、やさしい気持ちがあっても発揮できずにいます。 このプロジェクトを通じて、みんなで「やさしい気持ち」を持ち直し、そのやさしさを原動力として、力をあわせて、社会的課題の解決を目指します。

インドのコットン生産地の児童労働

コットン生産地での支援活動「ピース・インド プロジェクト」

オーガニックコットンのタオルハンカチを買おう

 

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