イギリス：砂岩輸入業者がインドの児童労働を懸念

ロンドン（2008年7月18日）－　インド・ラジャスタン州の世界的に有名な砂岩の採石業に児童労働が使われているかもしれないという報告を受けて、英国企業は輸入に関するガイドラインを強化した。英国の大手スーパーストアの一つB&Q等の企業は、現在インドにある現地オフィスやNGOなどの情報収集により、インドで子どもたちが働く違法な採石業が多くあることを確認している。

そしてB&Qは、砂岩のサプライヤーを監視するための厳格な調達基準や品質マネージメントプロセスを採用し、サプライヤーに対して、同社の事業基準に合う運営を行っていることを証明するよう求めている。

特にインドにおいては、同社は雇用慣行、安全衛生、製品の品質、環境への配慮に対処するためのガイドラインがきちんと含まれているか確認するため、サプライヤーと密接に協力し取り組んでいる。

インドの砂岩は世界で３番目に多く輸出されており、また英国ではガーデニング用として有名になっている。児童労働の問題により、英国では、スコットランドで磨き直された砂岩が縁石や舗装道路から回収されるなどの論議が巻き起こされ、企業はすでに砂岩の代わりとなる材料を探し始めている。

出所:Irish Sun