パキスタン:メディア関係者への児童労働の啓発

パキスタン:メディア関係者への児童労働の啓発

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イスラマバード(2008年5月8日)ー 国際労働機関(ILO)は、パキスタンにおけるメディア行動計画の一環として、児童労働に関するメディア関係者の関心を高め、またマスコミを専攻する学生に対して基礎トレーニングを行うための講演を実施した。その中で、ILO国家プログラム・オフィサーは、国内の児童労働問題の深刻さとメディアの役割の大きさについて以下のように述べた。

パキスタンの最悪の形態の児童労働者は約330万人以上。児童労働が最も多いのは、教育や保健衛生の施設が不足しているパンジャブ州。児童労働の深刻な状況は、児童労働者の健康を損なうばかりではなく、将来を台無しにし、世界でのパキスタンのイメージにも影を落としている。

この社会的脅威に対して、すべての関係者がより実質的な行動を起こし、状況改善を図ることが必要とされている。その点でメディアが果たす役割は非常に大きい。メディアという職業の責任と重大性を知るよう学生らに呼び掛け、児童労働問題に対処していくことは、市民の共同の責任である。

出所:oneindia
 

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  • カテゴリー:児童労働ニュース
  • 投稿日:2008.08.01