インドとコットンの活動について
Q.現在どのような活動をしているのですか?
インドでの活動の概要はこちら をご覧ください。 また、インドの「コットンのやさしい気持ちプロジェクト」に関する最新の情報は、こちらをご覧ください。
Q.インドのコットン生産地の児童労働者数はどのくらいですか?児童労働を禁止する法律や義務教育の制度はあるのですか?
インドのコットン畑では約35万人の子どもが働いているといわれています(出典:2020年、Davuluri Venkateswarlu, Glocal Research)。2016年に成立したインドの児童労働(禁止及び規制)改正法では、全ての産業で14歳以下の児童労働を禁止、18歳未満も危険を伴う労働に従事させてはならないと定められています。
しかし、家族経営企業での放課後や学校の長期休暇中の子どもの労働は規制されていないなど、改善すべき点もあります。また、6~14歳が義務教育年齢とされ、無償で教育を受けられるよう法律でも定められています(2002年憲法改正および2009年無償義務教育権法)。
Q.オーガニックコットンにすることで子どもが働かないで済むのですか?
現在流通しているオーガニックコットンには、第三者機関によって認められ認証マークがつけられたものや、企業が独自の基準で「オーガニックコットン」と定めているものなどいくつか種類があり、それぞれで定められた基準の中に人権を守るための基準が含まれています。
例えばGOTS(Global Organic Textile Standard)では、児童労働の禁止や労働条件や労働環境の整備などの要件が規定されていて、GOTS認証がついたオーガニックコットン製品はその基準をクリアしていることが第三者機関によって確認されています。児童労働がないことを目指している点だけでなく、農薬や化学肥料を使わないオーガニックコットン栽培により親の健康状態や経済状況が安定することからも、児童労働の防止につながります。