グローバル目標「2025年に児童労働全廃」へ大きな課題- 減少テンポに遅れ(ILO世界推計発表)

グローバル目標「2025年に児童労働全廃」へ大きな課題- 減少テンポに遅れ(ILO世界推計発表)

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児童労働の世界推計発表にあたって

15200万人。
日本の人口ではありません。
2017919日に発表になった世界の児童労働者数の推計値です。

4年に一度ILO(国際労働機関)が発表するこの数字、前回2013年は大幅な減少があり、「児童労働はなくすことが出来る」とのメッセージをACEとして発信しました。

今回のこの推計値、残念ながら前回の16800万人とくらべてあまり減っていません。「このままだと、2025年に児童労働をゼロに、というSDGsに掲げられた国際目標は残念ながらかなり難しいということです」と言わざるを得ません。

これは、いま実際に、誰からも助けを得られず、危険有害な労働や、学校に行きたくても働かなくてはいけないという状況の子どもたちにとって、あまりにも残酷なメッセージとなってしまいます。彼らの子ども時代は、過ぎてしまったら、返ってきません。

ACEは、今年12月で創業20年を迎えます。

気づけば、児童労働問題といえばACE、と少なくとも業界内の方々には言っていただけるようになりました。今年、私たちは自分たちのミッションステイトメントを変え、パーパスを設定します。それは、世界、そして日本の子ども・若者が自らの意志で人生を切り開くことを阻む課題のある現場で、国際的なアドボカシーの場で、自分たちに限界を作らず、課題解決に果敢にチャレンジしていきたいという想いを込めています。難しいチャレンジではありますが、やりがいはあります。

本日、児童労働ネットワークとして、厚生労働省の記者クラブで記者会見を行わせて戴きました。同席いただいた田口ILO駐日代表に御礼を申し上げたいと思います。以下のリリースは、その際の配布資料であり、ILO発表の推計の主な部分と、ACEが行った日本の児童労働調査の一部、また児童労働ネットワークの見解が示されています。

記者会見では、サプライチェーンの児童労働や、東京オリンピック・パラリンピックの調達などについて、関心の高い記者さんが多くいらっしゃったように思います。実はサプライチェーンという切り口は、今年11月に開催される第4回児童労働世界会議でもテーマとなっており、また国際的なプラットフォームAlliance8.7でもこのテーマのグループが立ち上がります。

ACEでは引き続き、サプライチェーンの児童労働問題解決に企業のパートナーとして協働し、産業単位の児童労働問題の解決をリードする組織になれるよう、努めてまいります。

この問題に関心を寄せ、共にチャレンジをしてくださるみなさまと一緒に進んでまいりたいと思いますで、どうぞこれからも共に歩み、応援してください。よろしくお願いします。

2017921日 (特活)ACE代表 岩附由香

 


詳しくは下記のプレスリリースを御覧ください。

【プレスリリース】グローバル目標「2025年に児童労働全廃」へ大きな課題- 減少テンポに遅れ(ILO世界推計発表)

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  • カテゴリー:お知らせ
  • 投稿日:2017.09.21