カイラシュさんがインド全国で子どもの搾取に反対するマーチを実施!

カイラシュさんがインド全国で子どもの搾取に反対するマーチを実施!

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2014年ノーベル平和賞受賞者のカイラシュ・サティヤルティさんが、2017年9月11日から10月16日まで、子どもの搾取や性的虐待、人身売買に反対する大規模なキャンペーン「BHARAT YATRA」をインドで行いました。

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インド最南端の都市カンニヤークマリから北部はスリナガルまでインド全国の都市や村をマーチ(行進)することがキャンペーンの中心となっていて、子どもたちと一緒に、子どもの権利侵害に反対する声をあげながら、地域のリーダーたち、女性グループ、ビジネスセクターやメディアを巻き込んで歩きました。

9月20日にはACEとパートナーNGO・SPEEDが活動を行う地域ガドワルを訪れ、1,200人以上の子どもたちと一緒にマーチしました。

ガドワルの町をマーチするカイラシュさんと人々

ガドワルの町をマーチするカイラシュさんと人々

ガドワルの町をマーチするカイラシュさんと人々

カイラシュさんは、

搾取をする者が大きな顔をし、搾取される者が隅に追いやられてしまう、私たちが暮らすのはそんな社会です。それは変えなくてはいけません。私たちの学校、地域、社会は子どもたちにとって安全なものにならなくてはいけません。私たちは今、もう搾取は十分だと、性的搾取を含む搾取の終わりだと、誓うべきです。

とガドワルの人々に対して語りました。

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カイラシュさんの呼びかけに手を挙げて答えるガドワルの人々

カイラシュさんの呼びかけに手を挙げて答えるガドワルの人々

 

ガドワル周辺の村で行われている「ピース・インド プログラム」に関してもカイラシュさんからSPEEDとACEに対して激励がありました。

ACEパートナー団体SPEED代表のラヴィ(右)

ACEパートナー団体SPEED代表のラヴィ(右)

 

また、9月28~29日はムンバイでマーチとイベントが行われ、ACEから学生インターンの相良早苗が参加しました。

イベントには世界各国のユースメンバーが集まり、児童労働や性的虐待、児童婚などの問題について議論し、今後のアクションプランの策定を行いました。

カイラシュさんとユースメンバー達(相良はカイラシュさん右)

カイラシュさんとユースメンバー達(相良はカイラシュさん右)

 

カイラシュさんからは先月ILOから発表された新しい児童労働者数の統計にも触れ、子どもたちの問題を解決するため今後各国の若者にどのような活動が求められるか、語りかけがありました。

10月16日にニューデリーでマーチはゴールを迎えましたが、BHARAT YATRAのホームぺージでは引き続き子どもの搾取を終わらせるためのアクションを起こすよう呼びかけが行われています。FacebookやTwitterのシェアなど気軽にできるものもあるので、ぜひチェックしてみてください。

BHARAT YATRA
https://bharatyatra.online/

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  • カテゴリー:お知らせ
  • 投稿日:2017.10.20