児童労働から子どもを守るためのリーフレット配布開始

児童労働から子どもを守るためのリーフレット配布開始

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児童労働の観点から労働基準法などを説明した2種類のリーフレットの配布を開始しました。

「あなたのアルバイトは、だいじょうぶ?」

「あなたのアルバイトは、だいじょうぶ?」(子ども向け)

働いている子どもや働こうと考えている子どもが、「働く人を守るルール」について知って、危険で有害な労働、児童労働、ブラックバイトから自分の身を守りましょう!

「あなたのアルバイトは、だいじょうぶ?」ダウンロードはこちら

「あなたの職場で、年少者の労働環境が守れていますか?」

「あなたの職場で、年少者の労働環境が守れていますか?」ダウンロードはこちら

年少者(18歳未満)にも労働基準法が適用され、さらに年少者の健康や福祉を守るために特別な規定があります。子どもを雇っている人、親、学校の先生などは、これらを理解して、児童労働を予防しましょう!

「あなたの職場で、年少者の労働環境が守れていますか?」ダウンロードはこちら

◆リーフレットの内容を説明する研修会などのご希望がありましたら、お知らせください。

研修会・講演の依頼はこちらから

◆リーフレットの内容について、コメントなどをお寄せください。(「分かりやすい」「役に立った」「こうした方がいい」「これも含めてほしい」など)

Email:childjpn@acejapan.org(%を@に変えて送信してください)
Fax:03-3835-7601

全国の定時制高校を中心に配布しています。お寄せいただいた感想の一部をご紹介します。

高校生からの感想
<ためになった>
「ためになることばかりで、すごいと思いました」
「ケースごとに対処法が書かれていて、わかりやすかった」
「いざっていうとき使えそう」
「働く時に知っといた方がよいことが書かれてて、よかったです」
「パラパラと飛ばしで読んだが、内容がそれぞれのアルバイトなどに詳しく書かれたり、注意点などがあっていいと思った」
「話では聞いたり、言われたりするけど、冊子が手もとにあるだけで少しは落ち着く」

<アルバイト経験がない生徒>
「これからバイトを考えていたので勉強になった」
「私はまだアルバイトをしていませんが、いずれ働いてトラブルに巻き込まれたりなどした時に、役立ちそうな内容だと思いました」
「これからバイトを探すうえで気を付けるべきことが、だいたい書いてあって読みがいがあった」
「まだしたことないけど、そんなブラックアルバイトあるんだって思いました」
「悩み解消や辞め方まで載ってあって、勉強になった」
「詐欺に関わる仕事もあるんだと思った。仕事は選びたいと思った」

<アルバイトをしている生徒>
「自分が働いているところでは、だいじょうぶです。ためになった」
「アルバイトについてもう一度あらためて考えた」
「振り返ってみると、自分のバイト先はグレーゾーンかもしれないと気付けた」
「アルバイトをしていながら、知らないことがたくさんあったので、とてもためになりました。万が一の時に、保存しておいています」
「普通だと思ってたことがそうじゃないことを知った」
「職場の環境と照らし合わせて考えることができたのがよかったのと、もしもの時の相談先が示してあったのがよかったと思います」
「自分が働いた時間を計算して、自分でも自分の給料を把握しておくといいかも、と思いました」

<トラブルについて>
「授業に間に合う時間に仕事が終わらない」
「シフトがきついので、アルバイトも楽ではない。上手な断り方を知りたい」
「仕事先をやめたいのに、辞めさせてもらえない」
「アルバイト先でレジのお金が不足して、給料から差し引かれたことがありました」
「バイト先で『遅刻1回100円罰金』って言われていることが違法だと知ってびっくりした」

先生からの感想
<役に立つ>
「アルバイトに関する知識が身に付く良い資料だと思います」
「アルバイトへの意識・法律に守られていると書いているところが、役に立つ」
「分かりやすい資料で、質問に対する答えがしっかり書かれている」
「バイトを初めてやる生徒も多く、勉強になったと思う」
「定時制の生徒はアルバイトをしている生徒が多いので、しっかり聞いてくれた」
「実際にアルバイトをしている生徒が多く興味をもって聞いていた」

<よかった点>
「表紙のチェック項目は、見やすかった」
「ブラックバイトなのか自分で振り返る機会となった点がよかった」
「勤務条件、有休など具体的な説明ができてよかった」
「『パワハラ』『セクハラ』など現実に捉した内容があり、実用的なものだと思います」
「トラブルなどを事前に知ることで回避できると思うので、有意義な時間になった」
「労働環境に関わる問題点が細かく項目ごとに詳しく、説明されているので受講者は具体的なイメージをもちながら考えることができると思う」

定時制高校で教員研修会を実施

定時制高校では、アルバイトや就職をしている生徒が多くいます。生徒から聞いた話から、「その仕事ってだいじょうぶなのかな?」と先生は思うことがあるそうです。

リーフレット「あなたのアルバイトは、だいじょうぶ?」を生徒に配布するにあたって、児童労働について教員研修をしたいというご要望を神奈川県下の定時制高校からいただきました。児童労働の定義、児童労働から子どもを守るための国際条約や国内法などについて説明した後、児童労働の事例を紹介して学校としてどう対応するかについてグループで議論するという研修を行いました。

多くの先生方から、「研修は役に立った」というお声をいただきました。
「教育現場で生かせる内容でとても勉強になりました。ありがとうございました」
「定時制の生徒は、何かしらのアルバイトについている割合が高いので、児童労働に関して知る・考えることができてよかったと思います」
「大切な生徒を守るための知識をいただきました。生徒のアルバイトの話を聞くと『給料が高い』ことだけに注目し、アルバイトを始める子が多くいるように感じます。生徒にも正しい知識を伝えていきたいと思います」

また、日本の法律が児童労働から子どもを守るためには不十分である点についても、ご意見をいただきました。
「子どもを守る法整備が必要と感じた」
「グレーゾーンを無くしていくことが児童労働を減らす一歩だと思いました」

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  • カテゴリー:お知らせ
  • 投稿日:2018.09.18