宮城県山元町でリトミック教室開催 | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

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2014年9月19日

宮城県山元町でリトミック教室開催

宮城県山元町に来ています。山元町は震災後災害ボランティアセンター運営支援としてACEのスタッフ全員が支援に入り、その後も細々と支援を行ってきました。

今回の訪問の目玉は、子育て支援サークルでのリトミックの開催。講師としてお連れした石丸由理先生は、リトミックの国際資格をお持ちの知る人ぞ知る大御所の先生です。

山元町でリトミック教室を開催

実は、私は由理先生の主催するリトミック教室の卒業生。8組の親子とともに、30年ぶりにリトミックを体験した後、保育所にもお邪魔させていただき、40人近い子どもたちと一緒に音に合わせて体を動かしました。

簡単な指遊びからはじまり、先生がその場で繰り広げていくピアノの音を良く聞きながら、その音を体で表現していきます。言葉で説明するのが難しいので体験したことのない方にはわかりづらいと思いますが、由理先生がその場の子どもたちの様子をみながら臨機応変に繰り広げていく展開とその構成、そもそもピアノ弾きながら、みんなのことをみながら、指示していくという同時並行の処理能力、子どもの時には気付かなかった由理先生のすごさが身にしみ、一流ってこういうことだ、っと思いました。

そして何より、子どもたちがすごーくすごーく楽しそうだったのです。レッスンが終わった後も、子どもたち同士の遊びの中で先ほどやったリズム遊びを取り入れていました。今回由理先生と山元に向かう道中で子どもの発達にリトミックがどのように効果を発揮するかを聞いていただけに、リトミック本当にすごいなと思いました。

さらに私にとっての驚きは、私自身が、ものすごく楽しかったのです。楽しいにもいろいろなレベルがありますが、魂が喜んでいるレベル。子どもたちと一緒に体を動かし、手をつないだり、手をたたいたりして遊ぶこと、その中でそれぞれの子どもたちの特性がわかっていくこと、出来ても出来なくてもそれぞれの子どもが楽しそうに時間を過ごせること、その場を一緒に作れることが、喜びだったのだと思います。子どもの頃リトミックの先生になりたいと思っていた夢を思い出しました。

災害ボランティアセンターで共に活動したメンバーとの再会

そんな興奮さめやらぬまま、夜は山元町災害ボランティアセンター運営に入っていた当時にお世話になったみなさんとの会食。総勢13名の集まりとなり、近況報告や今ある課題などの話をしました。ここで出てくるのは建前でなく本音の話。リアルな山元の現状を教えてもらいました。「ACEさんが来ないとこんな風に集まらないから、また来てよ(他のスタッフも!)」と言っていただき、人とつながり、力を引き出し、社会を変えるエネルギーを生み出すをモットーにしている私としては、本当に微力ながらもつながりを保つお役に立てているようで、嬉しかったのでした。

「宮城県山元町出張報告 その2」はコチラ

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