児童労働に対する2通りのアプローチ方法 | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

お知らせ・報告児童労働

2009年6月25日

児童労働に対する2通りのアプローチ方法

今、児童労働ネットワークの海外招聘事業で、インドとオランダから、2人のゲストに来日してもらっています。

Mr.Ragatte Venkat Reddy, National Convener, M.V. Foundation(India)
Ms.Veronique Feijen, International Coordinator, Stop Child Labour Campaign, Hivos(Netherland)

今日は、児童労働ネットワーク代表の堀内さんのご招待で、ウェルカム・ディナーを開催。事務所近くのインド料理屋で話をしました。

児童労働へ取り組む際、いくつかアプローチがあります。一つ目は、現状を容認し、子どもが働きながら教育を受けられるようインフォーマル教育を行ったり、子どもたちが労働組合を作って自分たちの働く状況を良くしようとするようなアプローチ。

このアプローチに対し、就学年齢の子どもは正規の学校教育を受けることを主張し、それを実現するために正規教育への橋渡しをする学校を運営するようなアプローチがあります。今回来日してもらったM.V.Foundationが取っているアプローチです。

今回ゲストに来ていただいたベンカット(Venkat)さんは、「学校に行っていない子どもは全員児童労働者だ」という考え方でプロジェクトを実施し、インドでアドボカシーも行っています。

ディナーではこのアプローチの違いにまつわる話を聞けて、とてもおもしろかったです。メールだけのコミュニケーションではとても聞けない話を直接聞けるのは貴重な経験です。個人的にすごく、おもしろくためになりました。

今日はゲストと一緒に外務省を訪問し、NGO向けの”How to Advocacy”のセッションを行い、充実した情報交換やディスカッションが出来ました。

ページの先頭へ戻る