JANICの組織強化大賞「女性スタッフの登用・活躍部門賞」を受賞しました ! | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

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NPO経営/NGO組織運営お知らせ・報告

2016年1月12日

JANICの組織強化大賞「女性スタッフの登用・活躍部門賞」を受賞しました !

このたび、国際協力NGOセンター(JANIC)による組織強化大賞の、「女性スタッフの登用・活躍部門賞」を受賞しました!ありがとうございます!

1月19日に開催されるイベントで、プレゼンテーションをさせていただき、当日大賞が選ばれるそうです!ご参加されるみなさん、清き一票をよろしくお願いします!詳しくはウェブサイトをご覧ください!
JANIC組織強化大賞

この受賞はとっても嬉しいです。
専従で働く女性トップ2人が、同じ期に育児休暇をとったらどうなるか?という不安をスタッフのチカラで乗り越え、組織として成果を出すことができたことが評価されたから、だけではなく、この受賞が「女性が活躍する組織でも成長できる」ことを広くメッセージとして伝えてくれるかもしれない、と思うからです。

2015年1月に代表の私が出産。
4月10日に私が復帰した日が、白木が産休に入る前の最後の日。
本当にギリギリのバトンタッチをして、5月に白木が無事出産。育児休暇に入りました。
そうして、8月に決算を迎えましたが、前年度6800万円だった収入が、8100万円に増え、収益も予算以上を達成しました。

組織のトップ2名が同じ期に出産・育児休暇をとっても、組織は成長することができる、ということを、言葉でいうだけではなく、実績として証明したのです。

実は、NGO業界で働いているのは、女性のほうが多いと思います。
でも、事務局長や代表、管理職のレベルになるとなぜか男性のほうが多い。
そこには、なにか見えないハードルがあるのでは、と感じています。

1つは、出産・育児をしながら働きたい本人以外の周辺(上司、同僚など組織の人たち)が感じている「出産・子育てをしながらの女性、あるいはこれからする女性に、この役職をまかせて大丈夫だろうか」という不安。

そしてもう1つは女性自身の「子育てしながらでも管理職はできる」という自信です。

ACEのこの受賞がNGO業界に知られることで、

「だったらうちの組織も事務局長や上司が出産・育児休暇とっても大丈夫じゃないか」
と組織で働く人たち(男性だけではなく、女性も)が思い、
「私もこれから子どもが欲しいけど、それでも管理職にチャレンジしてみよう」と、女性本人が思ってもらえたら。

そう思ってもらえたら、本当にこの賞を受賞した意味があります。

これから日本のNGO界の女性がもっともっと爛々と輝いて、
何かと暗くなりがちな世界を照らしてくれるように願っています。

そして、私にとっても、成長を瞬間風速的に終わらせず、女性が管理職にいる組織だからこそ活動の効率性を高め、学習する組織として変革を続け、成果を出していかなくてはならないという決意を改めてもつ機会になりました。

このような賞をいただくにあたって、まずは日頃から共感し活動を支えていただいてくださっている皆様に感謝を申し上げます。

さらに、2014年から外部講師にとして研修やコーチングなどを通じACEを支えてくださった、チェンジ・エージェントの小田さん、Ideal Leadersの永井さん、丹羽さん、茂木さん、ダイアローグ・アーツの渋谷さんと、一緒にチームとして動いてくれたみなさんに、心よりお礼を申し上げます。ACEの組織強化という側面が初めて評価されたのは、皆様が心を尽くしてご協力をくださったからです。本当にありがとうございました!

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