「資金調達は“くじ引き”で」 ラグマーク財団の取り組み | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

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2006年8月22日

「資金調達は“くじ引き”で」 ラグマーク財団の取り組み

毎年、ラグマーク財団が行っている資金調達イベントのひとつが、くじ引きである。英語でRaffle(らっふる)というくじの券(チケット)を売ることで、団体は資金調達が行え、くじを買う人は高価な商品を当てられる可能性を楽しむ。ラグマーク財団のくじ引きの商品は、もちろんカーペットである。

チケットは1枚25ドルで、5チケット分が100ドル、10チケット分が200ドル、50チケット分が1000ドルでインターネットで購入することができる。より当たる可能性を高めたい人は高い金額をまとまって貢献する、というわけだ。

あたる可能性がどれぐらい高いかについてはわからないが、もともと寄付をしようと思っていた人にとっては良い機会となるし、気軽に寄付をしやすいので、新しい寄付者獲得にも効果的だ。団体の特徴を生かした宣伝にもなる。

このラグマーク財団は、子どもが児童労働者としてカーペットを縫っていることが報道され、問題になった後に、児童労働が使われていないカーペットを推進するために作られた団体。カーペットに「ラグマーク」というラベルをつけて、識別できるようにしている。モニタリングや子どものための学校運営などを行っています。

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