児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

本日午前中はCANPANCSR大賞の選考委員会に行ってきました。

毎週月曜日の朝、番組に出ておられるUNEPの末吉さんを委員長として、IIHOEの川北さん、ダイバーシティー研究所の田村さん、日本財団の町井さんと私が委員です。

今年から自薦ということで、応募のあった企業の取り組みをみながら、一般市民の方に投票いただく大賞となる組織を選びました。

個別の企業の取り組みはそれぞれすばらしいのですが、どんな視点で選ぶか？ということがまず重要になってきます。個人的には、目の付けどころ（社会的課題か、本業との関連性はどうか）、やり方がユニークか、また従業員や地域などの巻き込み力が優れているか？などの視点が重要かなと思いました。ほかにも社会へのインパクト、社会的弱者への配慮、手法の新しさや他の参考になる形かどうかなとに加え、日本や世界の将来は未来性も見据えてという視点も大事なのではないかという議論もありました。

審議後は、お弁当を食べながらexcept Japan (アジアを語る際に、日本が傑出しているのでexcept Japanと日本を別のくくりとして扱っていた昔と、日本が遅い、影響力がないのでexcept Japanになってしまっている現在)お話や、日本の政治家の質の問題、などなど日本が今後どうあるべきだろうかという危機感を強く持っているという話をしました。

私も日本のNGO業界がもっと世界のNGOと交わっていかないといけないのだなと最近つくづく感じていたこともあり、ますます危機感を持ちました。

とりあえずは、いまかかわっている社会的責任の円卓会議の枠組みなど、私が出来ることをきちんとやっていくこと、そして英語発信を少しでもいいから初めて、日本でもこんな風に考え活動しているNGOがあるってことを、共有していかなくてはならない！という思いを新たにしたのでした。