「経済のグローバル化と児童労働と企業のCSR」開催報告
「経済のグローバル化と児童労働と企業のCSR」開催報告
2006年6月8日、ACEは児童労働ネットワークが展開している「なくそう!世界の児童労働」キャンペーン(5月15日~6月30日)の一環として、講演・シンポジウム「経済のグローバル化と児童労働と企業のCSR」を立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科と共催しました。
アムネスティー・インターナショナル日本の招きで来日した、インドの活動家カイラシュ・サティヤルティ氏の基調講演をはじめ、元児童労働者だったスマン・クマール・マハト君の実体験、イオン株式会社でイオンの取引行動規範の取り組みを進めた古澤準一氏による説明など、児童労働の実態と日本の企業の取り組み事例を紹介しました。
- カイラシュ・サティヤルティ(BBA/SACCS・南アジア奴隷解放連盟代表)
- 1980年にBBA/SACCSを設立。25年間で67,000人の子どもたちを児童労働や奴隷状態から救出し、社会復帰を支援。子どもの教育と権利に関するインド国内および国際的な提言活動、国際ネットワークの構築にも力をいれる。「児童労働に反対するグローバルマーチ」代表。「教育のためにグローバル キャンペーン(GCE)」代表理事。ユネスコEFAハイレベルグループメンバー。
会場には企業関係者や学生、NGO関係者など約100人の参加者が訪れ、日本の企業としてどのような取り組みができるのかというテーマについて大きなヒントを得ました。
講演・シンポジウムはNHKに取り上げられ大きな反響がありました
この講演会の様子は、NHKの朝の首都圏ニュースで放映され、その後もニュースを見た人からの問い合わせがあるなど、市民啓発という点でのアドボカシー活動への反響を感じることができました。
このシンポジウムは、「ほっとけない世界の貧しさキャンペーン」を通じて販売されたホワイトバンドの売り上げを原資にした「アドボカシー・スタートアップ・イニシアチブ」の支援を受けて実施されました。
- カテゴリー:報告
- 投稿日:2006.07.11