イギリス:児童労働が使われていない綿製品を
イギリス:児童労働が使われていない綿製品を
ロンドン(2007年6月18日)ー 6月12日の児童労働世界反対デーに、環境と人権の保護活動を行っているNGO 環境公正基金(EnvironmentalJustice Foundation :EJF)は、流通業者に対し、綿生産に児童労働が使われないことを保証するよう求めた。EJFは綿産業における児童労働について以下のように主張している。
綿産業では、世界の子どもたちが綿花畑で働かされている。学校へ通えず、危険な機械の使用や作物に使われる有害化学物質にさらされ、給料をほとんどあるいは全く支払われない。
世界の綿生産は、3億米ドル相当で、主に衣料製造に使われる。世界第2位の綿輸出国であるウズベキスタンでは、綿の収穫期には学校は閉鎖される。約20万人の子どもたちが綿花を摘む作業をして働き、1日の決まった量を摘むことができなかったり、質の悪い綿花と摘むと、叱られたり叩かれるなどの扱いを受ける。
今こそ消費者が行動し、人々が流通業者に対し綿製品が子どもによって作られていないことを保証するよう求める時である。ヨーロッパ諸国は、毎年3億5000万米ドル相当の綿をウズベキスタンから輸入しており、その綿は子どもの搾取によって作られているかもしれない。流通業者は、人間の搾取を予防し、製品に児童労働が使われていないことを保証するのを助けるよう透明性のあるサプライ・チェーンを通して、製品を販売する義務がある。
- カテゴリー:児童労働ニュース
- 投稿日:2007.06.27