インド:GAPの下請け工場で児童労働

インド:GAPの下請け工場で児童労働

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デリー(2007年11月7日)- 衣料小売大手GAPは、インドでの下請け工場で児童労働が発覚し、これを受けて、問題が指摘されたインドの業者との契約を打ち切り、今後の児童労働への新たな取り組みを検討し始めた。

GAPによると、インドの下請け業者が一部の製品の生産をGAPへの報告や許可なしに、認められていない孫受け業者に発注し、児童労働の禁止を含む行動指針の規定に違反したとしている。昨年、規定違反によって契約を打ち切った工場は、世界23カ所。

工場で衣服製造に従事していた子どもの中には10歳児も含まれていた。子どもたちは家族によって工場に売られ、負債を返済するまで辞めることを許されない状況だった。劣悪な労働環境で、16時間もの長時間労働をさせられ、虐待も受けていた。

この事態に対し、GAPは製品に児童労働がないことを示すラベルを貼る計画を練っている。GAP役員団は、インドの児童労働に取り組むNGO,「児童労働に反対するグローバルマーチ」を訪問し、衣料品にラベルを貼り、消費者がインターネットで製品の製造元を知ることができるなど、児童労働に取り組む計画について協議した。これは、インドのカーペット製品について、製造工場のモニタリングや監査を行い、児童労働が使われていないことを示す「ラグマーク」の取り組みを参考にしたもの。

グローバルマーチのブアン氏は言う。「今回の報道が、全ての産業やビジネス界への注意喚起となるべきだ。各産業は今こそ一丸となって、全ての供給網や請負網において、児童労働や子どもの強制労働のための人身売買がないよう取りくむべきだ。」

出所:CNN
BBC
Corp Watch

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  • カテゴリー:児童労働ニュース
  • 投稿日:2007.11.15