【開催報告】10/29 第11回ACE交流サロン

【開催報告】10/29 第11回ACE交流サロン

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第10回法人会員サロン第11回のACE交流サロンは「ESG 経営視点で見る 子どもの権利とビジネス」をテーマに、「子どもの権利」について理解を深め、ビジネスと人権に関する行動 計画(NAP)との関係や取り組みの先進事例について皆さんと共有する場を設けました。また、ビジネスの 中で子どもの権利をどのように尊重することができるのか、リスクや機会についてワークショップ形式で議論を深めていただきました。

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシーマネージャーの堀江由美子さんには「子どもの権利とビジネス」の概要とコロナ下の動向ということで、ビジネスが子どもに及ぼすインパクトについての認識を深めて対応することの重要性や、新型コロナウィルスがもたらすビジネスにおける子どもの権利のリスクについてお話しいただきました。株式会社日本総合研究所 創発戦略センター シニアマネージャーの村上芽さんからは「子どもの権利とESG」と題し、子どもをステークホルダーとする取り組みと実態について、またどのように子どもに関わるESG活動方針を深堀するかについてお話しいただきました。その後、ACEのソーシャルビジネス推進事業チーフ及川よりACEが翻訳を手掛けた「子どもの権利と投資ガイダンス」についての説明を行いました。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの講演資料より

日本総合研究所の講演資料より

これまでサロンは対面式で開催してきましたが、昨今の状況に鑑み初のオンライン開催となりました。サロンでは毎回ワークショップを通して参加者の方に気づきを得てもらうことを大切にしてきましたので、オンラインでも講演の後にグループワークを行いました。参加者の方々は異業種の方と意見を交わすことで、子どもの権利が直接的、または間接的にどのようにビジネスに関わるかということに気づくきっかけとなっていたようです。

イベント概要

日時 2020年10月29日(木)
16:00~18:00
会場 オンライン(Zoom)
プログラム ・基調講演 
・ワークショップ

登壇者

堀江 由美子(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシーマネージャー)

堀江さん写真共同通信社に勤務後、英国大学院で農村開発修士課程修了。1999年より(特活)国際ボランティアセンター山形でカンボジア農村開発事業に従事し、2002年にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン入局。2010年より子どもの権利実現の観点から国際保健・栄養、SDGs、子どもの権利とビジネスなどの政策提言に関わる。共著に『ミレニアム開発目標:世界から貧しさをなくす8つの方法』(合同出版)、『SDGsを学ぶ: 国際開発・国際協力入門』(法律文化社)など。

村上 芽(株式会社日本総合研究所 創発戦略センター シニアマネジャー)

村上芽さん写真日本興業銀行(現みずほ銀行)を経て、2003年より株式会社日本総合研究所入社。現在は、創発戦略センター シニアマネジャー。専門分野はESG(環境、社会、ガバナンス)分野の企業調査、SDGsと経営、子どもの参加論。著書に『少子化する世界』(日本経済新聞出版社、2019)、共著に『SDGsの教科書』(日経BP社、2018年)、『SDGs入門』(日本経済新聞出版社、2019年)、『行職員のための地域金融×SDGs入門』(経済法令研究会、2020年)などがある。 

及川 有希子(認定NPO法人ACE ソーシャルビジネス推進事業チーフ)

写真・及川日系メーカー2社(文具、光学製品)での海外営業、グローバルサプライチェーン管理業務を経て、米国マサチューセッツ州立大学MBA修了、アジア経済研究所開発スクール(IDEAS)修了し、2018年8月より現職。企業との連携、企業向けの研修、啓発活動などを担当。労働・人権分野の国際規格「SA8000」社会監査人コース修了。

ACE法人会員について

児童労働問題の重要性を理解し、賛同いただける法人様に会員としてACEの活動を支えていただいております。

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  • カテゴリー:報告
  • 投稿日:2021.02.17