【登壇報告】バレンタインシーズン、各地で講演・ワークショップを実施しました

【登壇報告】バレンタインシーズン、各地で講演・ワークショップを実施しました

Pocket
LINEで送る

ACEでは、ガーナのカカオ生産地の児童労働の現状やACEの活動について伝え、解決のためのアクションを呼びかけるために、市民のイベントや学校の授業に講師としてスタッフを派遣しています。毎年1~2月はバレンタインシーズンということから、チョコレートの原料であるカカオへの関心が高まり、多くの講師派遣のご依頼をいただいています。今回は、そういったご依頼の中でもACEスタッフが講師として関東から出張でお伺いしたイベントについてご紹介します。

高松市SDGsエシカル消費講演会

2024年2月3日(土)、香川県高松市のSDGsエシカル消費講演会「世界の子どもの未来を変える“お買い物”とは?~エシカル消費と児童労働~」にACEスタッフの青井が講師として登壇しました。

「チョコレートクイズ」や、ACEが活動しているガーナの村の映像などを通して、児童労働とは何か、どうして児童労働が起きてしまうのか、日本の私たちとどうつながっているのか等についてお伝えしました。

そして、児童労働をなくすためにACEがガーナのカカオ生産地で行っている支援活動「スマイル・ガーナ プロジェクト」についてご紹介し、児童労働から抜け出した子どもがいること、子ども自身だけではなく家族やコミュニティ全体が変化していったこともお伝えしました。

それでも、世界の児童労働者数は増加傾向にあります。アフリカでは子どもの4人に1人が児童労働をしており、児童労働者全体の約半数が危険で有害な労働に従事し、特に5~11歳の幼い年齢の児童労働が増えています。SDGsにも掲げられている「児童労働の撤廃」を達成するためには、私たち一人ひとりが行動を起こすことが必要です。

その行動のひとつとして、「エシカル消費」を実践することで児童労働のない社会に一歩近づくことができます。エシカル消費とは、地球や人にやさしく、社会問題の解決に貢献できる商品を買うことを指します。

具体的なチョコレートの選択肢として、森永製菓の「1チョコ for 1スマイル」キャンペーン、有楽製菓のブラックサンダー(「スマイルカカオ」)、セブン-イレブンやファンケル、フェリシモのACEへの寄付になるチョコレートのほか、ACE25周年記念チョコレート「アニダソチョコレート」についてご紹介しました。(詳しくはこちら ガーナへの支援になるチョコレート

お買い物は、投票と同じ。
エシカルな商品、サステナブルな取り組みを選んで買うことが、そういった商品や取り組みを応援することになり、さらに広がって行けばエシカル消費が「あたりまえ」の社会になっていくことでしょう。一人ひとりの消費行動が社会を変えることにつながっていくことを、お伝えさせていただきました。

参加者の声

  • 10人に1人の子どもが世界で児童労働をさせられているという現実を知り、心が痛み、私に何ができるかと考えました。が当然ですが、1人では何もできません。今回のような会にできるだけ多くの方が参加し、輪を広げ、皆の力で改善していく必要性を強く感じました。少しですが毎月寄付を続け、これからもこの様な会があれば是非参加し、考え続けていこうと思いました。とても良い講演でした。ありがとうございました。(アニダソ、小枝、ブラックサンダー買ってみます)
  • エシカル消費に関しての講演会は、これまでも受講したことがありますが、児童労働についてよりわかりやすく実態等を知ることもできました。
  • 日々の消費が世界とつながっていることを、あらためて確認でき、今後の消費生活を「安いもの第一」ではなく、遠い世界のことを心にはせながら充実させていきたいと思いました。

富山市SDGsウイークで講演会・ワークショップ

また、2024年1月27日(土)には、ACEスタッフの田柳が富山で実施された富山市SDGsウイーク「ACE講演会&オリジナルワークショップ『おいしいチョコレートの真実』」に登壇しました。

主催者であるチョコレート専門店Humming bird(ハミングバード)を会場とし、カカオが焙煎される香りの中、講演・ワークショップの2部制でカカオ生産地の児童労働や環境問題について、小学生からおとなまで幅広い年齢層の参加者のみなさんと学び考えました。

2部制のうち後半の、ACEで開発・販売する「おいしいチョコレートの真実」教材をメインにしたワークショップ部分は、最初に谷川俊太郎さんが児童労働をテーマに書き下ろした詩「そのこ」のアニメーション動画を見て、日本に住む私たちが遠い国で児童労働をする「そのこ」の気持ちや生活を想像するところから始まりました。

参加者全員が自己紹介をして和やかな雰囲気になった後グループに分かれて、ガーナのカカオ農業に携わる家族や日本でチョコレート製造に関わる家族になりきりながら、各家庭の収入の範囲で購入する商品を相談して決める「お買い物ゲーム」を行いました。

同じガーナに住む家族でも、飲料水を買うか子ども1人に教育を与えるかのどちらにするか一生懸命考えて決める家族がいる一方、子どもを留学に行かせていてもまだお金があまり貯金ができる家族がいることがわかりました。服を買うことを諦めて飲料水だけを購入した家族になりきっていた小学生の参加者からは思わず「ずるい!」の感想の声が上がりました。また、カカオ豆を生産するガーナとチョコレートを消費する日本との間の所得格差や背景にある貿易の仕組みについて学びました。

解決に向けたアクション宣言(一部)

ガーナの様子を映像で見たり、具体的な「児童労働を解決するためにわたしたちにできること」をご紹介した後、みなさんにこれからのアクションを宣言してもらいました。

  • 「ずっとそうだったから」を理由に児童労働をあたりまえにしない。
  • 児童労働に反対するには不買運動かと思っていたが、製品を選んで買うことが大切だと思った。
  • 目の前に見えるものだけにとらわれず背景をみつめられるようになりたい

ACEが主催するイベントは東京での実施が多くなってしまいがちなので、このように他の地域のみなさんとお会いできる講師派遣のご依頼は大変貴重でありがたい機会になっています。ご参加・実施協力いただいたみなさん、ありがとうございました!

そのほか、川崎市や北越谷市、オンラインでも講演のご機会をいただきました。

ACEではバレンタインシーズンに限らず、講師派遣のご依頼を受け付けています。テーマは児童労働を中心に、「子どもの権利・人権教育」「キャリア教育」「SDGs」「サプライチェーンの人権問題」「企業とNGOの連携」などご準備しています。また、ACEは現在スタッフが在宅勤務の体制をとっており、関東以外に在住するスタッフも増えてきました。講師派遣や出前授業をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

講師派遣・出前授業をご検討中の方は、
こちらからお申し込みください。

講師派遣・出張講演依頼

  • Pocket
    LINEで送る

  • カテゴリー:報告
  • 投稿日:2024.02.19