絵本『そのこ』(詩・谷川俊太郎 絵・塚本やすし)の重版決定のお知らせ!
絵本『そのこ』(詩・谷川俊太郎 絵・塚本やすし)の重版決定のお知らせ!
谷川俊太郎さんが児童労働を伝えるために書き下ろした詩「そのこ」。遠く離れた空の下、カカオ農園で働きながら暮らす「そのこ」と、日本に住んでいる「ぼく」の日常を描いたこの詩が、塚本やすしさんの力強い絵と共に絵本として世に送りだされて13年。たくさんの方に手にしていただき、重版(4刷・1,000部)が決定しました。本当にありがとうございます。
こうしてこの詩が読み継がれていくことを心から嬉しく思うと同時に、あらためて、月日を経ても、未だなくなることのない児童労働という私たちが社会として抱える問題の深刻さを思わずにはいられません。
同じ空のもとに生きる1億6,000万人、子どもの10人に1人が児童労働をしている(ILO/UNICEF:2021年発表推計)といわれているこの現実に対して、まずは「そのこ」を知ること、その日々を想像することが、児童労働がない世界へ向けた大きな変化につながると信じています。ぜひ、一人でも多くの方に読んでいただけたら幸いです。
※ACEオンラインショップでは「そのこ」のポストカードの販売を行なっています。書籍は現在取り扱っておりません。全国の書店、Amazonなどでお買い求めください。
絵本「そのこ」
出版社:晶文社
初 版:2011年6月
第二版:2012年11月
定 価:1500円+税(B5判)
詩・絵:谷川俊太郎、塚本やすし
企画協力:特定非営利活動法人ACE(エース)
※絵本「そのこ」の収益の一部はACEに寄付され、児童労働をなくす活動に使われます。
谷川俊太郎さんのシンプルながらも心打つ詩と、塚本やすしさんの力強い絵が胸にせまります。遠い異国の「そのこ」がどんな風に暮らしているのか、まずは想像してみてください。
詩・谷川俊太郎
1931年、東京生まれ。21歳で第一詩集「二十億光年の孤独」を刊行以来、絵本、翻 訳、作詞、シナリオなど幅広い分野で活躍する、現代を代表する詩人のひとり。おもな著書に、詩集「世間知ラズ」(萩原朔太郎賞)、「私」(詩歌文学館賞)など。訳書に「マザー・グースのうた」、「ピーナッツ」など多数。「ふたり★おなじ星のうえで」(東京書籍)では、塚本やすし氏の絵とともにインドのコットン畑で働く女の子の生活を伝えた。
絵・塚本やすし
1965年東京生まれ。絵本作家、イラストレーター。おもな著書に、「はしれ!やきにくん」「このすしなあに」(ともにポプラ社)など。「小説新潮」の表紙絵、赤川次郎「三毛猫ホームズ」シリーズの挿絵なども手がける。
絵本「そのこ」ができるまで
「そのこ」の詩は、ACEの子どもの権利サポーターである谷川俊太郎さんが、2010年、ACEのNPO法人化5周年・認定NPO化記念イベントに合わせて、ACEのために児童労働をテーマに書いてくださったものです。
【詳しくはこちら】谷川俊太郎さんの詩「そのこ」誕生秘話
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- カテゴリー:お知らせ
- 投稿日:2024.06.21