【フィリップモリス社】カザフスタンのタバコ生産における児童労働

【フィリップモリス社】カザフスタンのタバコ生産における児童労働

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(2010年7月14日)タバコメーカーのフィリップモリス・インターナショナルは、カザフスタンのタバコ栽培農場で児童労働があったことが発見され、「深刻な問題」と認めた。

米国の人権団体ヒューマンライツ・ウォッチ(以下、HRW)による調査で、フィリップモリス社がタバコを調達しているカザフスタンの農場に10-17歳の児童労働者72人がいたことが報告された。

調査によれば、カザフスタンには移民労働者が30万~100万人いると推測され、多くはタバコ産業での仕事を求めてキルギスタンなどの近隣国からビザなしで入国している。中には、雇用主にパスポートを没収され、繁忙期の後わずかな賃金しか支払われない。雇用主に借金をしたために強制的に滞在させられる債務労働者もいる。7~8月には暑い天候の中、一日18時間働く。家族全員でやってきて、身体的に悪影響のある肉体労働をし、繁忙期が終わるまで8~9カ月間、賃金が支払われないことも多い。

タバコの収穫、乾燥などの作業は、農薬や肥料などに触れて皮膚病などを引き起こすため、健康に害を与える作業だ。特に子どもは被害を受けやすい。皮膚からニコチンを吸収して、吐き気、だるさ、めまいなどを引き起こす「グリーンタバコ病」という病気もあることが分かった。

スイスにあるフィリップモリス本社の声明では、HRWが問題に目を向かせ、第三者モニタリングや、訓練や国内監理の改善、農家と全ての労働者との文書による契約の必要性など、対策を約束させてくれたことに感謝している。

同社は、「タバコのサプライチェーンにおいて児童労働、強制労働、その他の労働者の搾取を予防するために取りくむことを約束する。」と述べている。

出所:guardian.co.uk|Philip Morris tobacco suppliers in Kazakhstan found to use child labour

 

 

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  • カテゴリー:児童労働ニュース
  • 投稿日:2010.08.05