幸せへのチョコレート

ACEバレンタインイベント「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート」 開催報告

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2015年2月7日(土)、東京港区のSHIBAURA HOUSEで、バレンタインイベント「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート~世界から児童労働をなくす方法」を開催しました。バレンタインデーを前に、下は小学生からご年配の方まで、チョコレートに関心のある34名に方々に参加いただきました。

☆本イベントは、SHIBAURA HOUSE 2014年度フレンドシッププログラムの一環として開催しました。

新教材「チョコっと世界をのぞいてみよう!」カルタ体験

イベントの前半は、ガーナや児童労働、チョコレートの歴史について学ぶカルタや、世界が抱えている問題を解決するためにガーナの子どもやカカオ生産者、日本の商社、チョコレートメーカー、消費者などが、それぞれの立場で何ができるかを考えるACE新作ワークショップ「チョコっと世界をのぞいてみよう!」を行いました。

ACE新教材「チョコっと世界をのぞいてみよう!」カルタの実施風景

ACE新教材「チョコっと世界をのぞいてみよう!」カルタの実施風景

 

 

新刊「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート」出版記念講演

ワークショップの後は、ファンケル株式会社の美容ショコラ「ショコラ プー・ラ・ボーテ」と、ACEの支援地産カカオが使われた「森永チョコレート<1チョコfor1スマイル>」を楽しんでいただきながら、ACE事務局長白木が執筆した新刊「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート。世界から児童労働をなくす方法」の出版記念講演を行いました。

新刊「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート」出版記念講演の様子

新刊「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート」出版記念講演の様子

バレンタインデー当日に合同出版より発売された新刊「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート。世界から児童労働をなくす方法」では、私たちが普段食べているチョコレートが、子どもたちの過酷な労働によって作られている現状や、児童労働をなくすために私たちにできることなど、チョコレートや児童労働、そして日本に暮らす私たちに関わる物語が語られています。

 

わたしたち無関係ではない「児童労働」の問題

植民地時代より、チョコレートの原料、カカオの生産は奴隷の過酷な労働によって成り立っていましたが、その状況は今も変わらず、多くの子どもたちが学校に行かずに働いている現状があります。講演では、子どもたちの状況を改善するため、ACEがガーナで行っている取り組みや、私たち日本の消費者もこの問題に関わっていること、お買い物をする際に商品の背景を知って物を選ぶことが大切であること等をお伝えしました。

バレンタインイベント2015「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート」

ひとりひとりに「子どもたちのためにできること」を書いていただきました

 

イベントの最後に、参加者ひとりひとりに「わたしのチョコレート宣言」として、世界の子どもたちのために自分に出来ることを書いていただき、閉会しました。

参加者からは「消費者の行動・選択が世界的な構造を変えるのだと思った」「今まで自分は食べる一方で、生産者側に立って考えたことはあまりなかったが、これからは考えていきたい」などの声をいただきました。

カカオ生産地の子どもたちのため「わたしたちにできること」

経済の仕組みによって、ガーナをはじめとした途上国の人々は否応なしに不幸な立場に追いやられてしまいます。そんな仕組みの中、消費者が商品の背景を知り、消費行動にうつすことで、子どもたちが学校へ通うための一助になります。

日本でも、多くの企業がフェアトレード商品を作り、販売するようになっていますが、それを選び、購入してくださる消費者がいて、初めて支援につながります。児童労働をなくすために「フェアトレード商品を選ぶ」ということを始めてみませんか?

参加者が書いた「チョコレート宣言」を手に記念撮影

参加者が書いた「チョコレート宣言」を手に記念撮影

 

参加者のみなさまがチョコレートを買うとき、その背景について思いを馳せていただけたら幸いです。ご参加ありがとうございました!

今すぐできる「はじめの一歩」
世界の子どもの笑顔につながります

買い物でできる国際協力

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  • カテゴリー:報告
  • 投稿日:2015.02.18