「しあわせへのチョコレート」プロジェクトとは
チョコレートを食べる人と作る人、みんなが一緒にしあわせになれるように。
カカオ生産地の子どもたちを児童労働から守り、日本の企業や消費者、日本やガーナの政府など、カカオの生産と消費に関わるみなさんとのコレクティブインパクトで児童労働を予防・撤廃し、児童労働のないチョコレートがあたりまえに手に入る社会の実現を目指した活動です。
「しあわせへのチョコレート」プロジェクトの背景
日本は年間約27万トンのチョコレートを消費する世界有数のチョコレート消費国です。そのチョコレートに欠かせないのがカカオ豆。世界で取引される約500万トンのカカオ豆のうち、約7割が西アフリカで生産されています(2019/20年、チョコレート・ココア協会)。西アフリカのカカオ生産地域では、18歳未満の子どもが義務教育を受けられず、危険な労働を余儀なくされる児童労働が問題となっています。その数は、世界第1位と第2位のカカオ生産国であるコートジボワールとガーナだけでも156万人に上ると言われ、このうちコートジボワールは79万人、ガーナは77万人です(2020年、シカゴ大学)。
日本に輸入されるカカオ豆の約7割はガーナ産です。
ガーナでカカオを作る生産者や、日本でチョコレートを食べる消費者、チョコレートでビジネスを行う企業をつなぐことで、カカオ生産地での児童労働をなくし、すべての子どもが質のよい教育を受けること、おとなも安全な環境で働き生活を向上し自立していけること、チョコレートに関わるすべての人たちがハッピーになれる循環を実現することを目指し、ACEは2009年に「しあわせへのチョコレート」プロジェクトを開始しました。
また、ガーナのカカオ生産地域での支援のほか、日本のカカオ業界の方々と、各企業の調達地域およびカカオ生産国でいかに児童労働をなくし、予防することができるかについて議論をし、日本やガーナで協働をしています。また、2018年からはガーナ政府と連携し、ガーナの政府が進める児童労働を予防する仕組み「児童労働フリーゾーン」の構築に向けて技術支援を行っています。
特にカカオ生産者が公正な収入を得られるよう、すべての子どもが教育を受けられるよう、法制度や行政を整えるため国内外政府へのアドボカシー活動も近年注力しています。
「しあわせへのチョコレート」プロジェクト活動報告書(2023年4月~2024年3月)はこちら
カカオ産業の課題と「しあわせへのチョコレート」プロジェクト詳細について
これらの活動は、個人、学校・団体、企業などのみなさまからのご寄付により支えられています。ぜひACEの「しあわせへのチョコレート」プロジェクトを応援してください!温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします!
※プロジェクト紹介リーフレットのダウンロードはこちらから
しあわせへのチョコレートプロジェクト(PDF)
ガーナの子どもたちを笑顔にするために
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