良い夫、悪い夫。距離を縮める大切さ。 | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

児童労働日々是発見

2009年8月21日

良い夫、悪い夫。距離を縮める大切さ。

今日はいろいろあって予定を変更し、子どもを学校に行かせている親に話を聞こうということになりました。木陰に御座(ゴザ)を敷いて、女性グループのメンバーも同席してインタビューをしました。

これまで会ってきた村の非識字の女性のほとんどが教育の意義を疑問視する中で、今日インタビューした女性は、娘を12年生まで教育を受けさせています。この村のロールモデル的な存在です。機会をうまく使えていると感じました。

「この村は女の人ばかり働いている気がするけど、男の人たちは?」と聞くと、「畑で真面目に働いてくれている」という女性もいれば「働かないでウロウロして、何かいうとぶたれるから何も言えない」という女性もいました。

何か私たちに質問があればぜひと聞いたところ、「結婚してるか」とか「子どもはいるか」、「夫は何して、名前は何ていうのか、こんな遠くまでハズバンドを残して来てしまって大丈夫なのか」などについて聞かれました。もろもろ答えると、「あなたは良い夫で良かったね」と言われました。

私にとってはごく普通なこと、私の個人的なことを話したら、グッと女性たちとの距離が近づきました。

女の子を学校に行かせるかどうかは、お母さんの考え方もかなり影響して来ます。そのため女性のプロジェクトへの理解と協力がかかせません。今日会話をしながら「そうだよなぁ、友達にならないとダメだよなぁ」と思いました。

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