2008年3月13日
『夢をかなえるゾウ』が夢の実現を応援してくれました
『夢をかなえるゾウ』を本屋でちらっと見たとき、正直その表紙のゾウのインパクトの強さにひいてしまい、この手の本が好きな私としては、気になりつつも購入までにはいたっていませんでした。ところがなんと。
『夢をかなえるゾウ』の著者である水野敬也さんご本人からACEにお電話が!?
そして、実際にACEの事務所に来ていただき、
なんと『夢をかなえるゾウ』の印税の一部をご寄付いただけることになったのです。
(※もちろんお会いする前に買って読みましたww)
『夢をかなえるゾウ』の印税をご寄付いただくまで
以前ブログに書いた「こわれ月間」に、「こんなに一度にものが壊れる災難が続くのは、よほどいいことがこの後に来るに違いない」なんてことを、半ば自分をはげますために書いていたのですが、まさにその「よいこと」がきたーーーーっ、というのが正直なところです。
ちょうど、インドのコットン生産地の調査のため申請していた助成金が最後の最後で落ちてしまい、がっくりしていたところでした。それに加えて、この調査を含め、ACEが実現したいと思っていることと、手持ち資金に大きなギャップがあり、今年は本当に本当に真剣に寄付を集めないと大変なことになる、という気持ちがありました。
はじめ、本の印税をご寄付いただけるというお申し出をいただいたとき、びっくりしたのと、感激したのとで、泣き笑いをしてしまったぐらい、めちゃめちゃうれしかったです。
思いだけではどうにもならないこと
資金が豊富な大手NGOと違って、わたしたちは学生団体からはじめてから10年間かけて少しづづ、コツコツと活動を続けて、やっと有給の職員を雇ったり、事務所を持てるような団体まで成長してきました。今、国際協力NGO業界の中では「成長株」なんて言われたりしますが、実際は会員数も寄付額もまだまだ少ないのが現状です。
私たちの「児童労働をなくしたい」という思いだけでは、どうにもならないのです。ACEの現状は、「計画はあっても実現できる資金がない」という状態です。
この『夢をかなえるゾウ』をきっかけに、ACEのウェブサイトに来てくださった方が、ACEのファンになって、活動を支えてくれるサポーターや会員となったり、ボランティアで活動を手伝ってくださるといいな、と思っています。
私たちもできるだけNGOに初めて関わる人にもわかりやすいような広報をしていけるように、努力したいと思います。
これからも『夢をかなえるゾウ』ともども、ACEもよろしくお願いします。