ロンドン出張報告「ACEVO(アキーボ)国際会議終了」 | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

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2007年10月20日

ロンドン出張報告「ACEVO(アキーボ)国際会議終了」

ロンドン出張報告「イギリスは物価が高い!?」に引き続き、出張報告第二弾です。
今回のロンドン出張の目的であった会議で、無事プレゼンを済ませてほっと一息。

今回プレゼンはパワーポイント10枚(表紙と目次含む)で10分。
原稿は用意せず、いいたいことはなんとなく書き留めておいて、その場で考えてスピーチをしました。

今回のお題は、国を超えたネットワークをどう使ってきたかを、組織と個人の成長という観点から捉えるというもの。特に自分がどうそこで成長したかなんて今まであまり振り返らず、また人に話したこともなかったので、プレゼン作りに苦労しました。でも今回この会議に参加するようにコンタクトしてくれたPhillidaさんや、今回の会議主宰者であるACEVOの事務局の人たちと話をしながら少しづつ何を話すべきかを見つけ出して、完成させました。

出張に向かう移動(飛行機)の中で4時間ぐらい、イギリスについてからも相談する時間を含めて6時間ぐらいはかけたと思います。

そのかいあって、私のセッションが終わった後、多くの人が通りすがりに「Good Job!」と声をかけてくれたり、「プレゼンほんとによかったよ!」と挨拶にきてくれたイギリス人、中国系イギリス人、日本に住んでいたことのあるアメリカ人、その他、その他、とくに女性が多かったのですが、私と名刺交換をしにきてくれました。

国際会議で日本人が登壇することの意味

今回の会議に私はスピーカーとして招かれたので、1人を無料で招待することができました。日本人で参加したい人を募ったところ、イギリスに留学中の2人の学生さんが応募してきてくれて、主催者を交渉して2人とも参加させてもらうことができました。この会議の内容は、彼らがレポートを書いてくれることになっていますので、彼らのレポートが上がって来次第、ここにも掲載したいと思います。

そのうちの1人のSさんが「こういう国際会議で日本人が活躍する姿をあまりみたことがなかったので、勇気付けられました」というようなことも言ってくれて、「はるばる来てよかった」感がまたちょっと上がりました。こうやって後進の人たちにも機会を提供して、こういうシンポジウムの運営のやり方やそこでのパネルやモデレータのやりとりに触れたり、「自分にもできるかも」って思ってもらいたかったんです。私もまだ成長中だけど、最近特にいろんな機会を与えていただくことが多いので、それをどうやって自分のものだけにしないかということも、前より考えるようになりました。

今回の会議は4つの全体パネルセッションと、5つの同時進行の分科会セッションがありました。私は分科会でWhat Women want and Why you want themというテーマに参加しました。本当は他のセッションに参加するはずが、予定していた人が来れなくなったのでアジアの観点からこの分科会で発言してもらいたい、と会議の前に頼まれたのです。そもそもこの会議、本当は単なる一参加者で参加するはずだったのに、そんな急に言われても。。。と思う半面、自分が役に立てればという気持ちと、なんとかなるだろうという楽天的性格がまさって、いいですよーといってしまいました。

そこではThird Sector(第3セクターというと日本では官製のイメージが強いので、ここでは市民セクターということにします)の女性の国際交流プログラムをやりたいという話が出ていました。佐々木かをりさんがビジネスの分野では女性国際会議をやっているけれども、NPOではまだないみたいです。自分が結婚してみて、女性だから直面するライフ&ワークのバランスの問題というのは確かにあるな、と最近とくに感じていたので、 その点についても話をすると、やはり多くの人が共感してくれました。みんな「ジャグリング」だよねって(笑)。

まだまだ書きたいことは沢山ありますが、ひとまずここで一呼吸。これから朝ごはんを食べに行ってきます!

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