インド:児童労働対策法律改正
インド:児童労働対策法律改正
デリー(2006年10月10日)ー 10月10日から国内でのレストランや接客業での子どもの雇用を禁止する法律も施行された。インドでは、1986年から児童労働法が施行されているが、港湾や鉄道、花火の販売、石鹸の製造など、指定された仕事での15才以下の児童の雇用が禁じられているのみだった。今回の改正では、雇用が禁止される仕事にレストラン、喫茶店、屋台、家事労働、レジャー施設などが加わった。
インドでは、禁止された労働以外の児童労働は違法ではなく、初等教育も義務教育ではない。インド政府は、国内各省庁、NGOなどと協力して国内の児童対策の戦略策定を推進しているとし、労働省は国内21州、250地域を網羅する児童労働対策プロジェクトの第10次計画を策定している。
- カテゴリー:児童労働ニュース
- 投稿日:2006.10.26