インド:115名の児童労働者を救出

インド:115名の児童労働者を救出

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デリー(2007年7月30日)- インド北部のラジャスタン州ウダイプルで、115名の児童労働者が隣接するグジャラート州の綿加工工場へ連れて行かれるところを移民労働者のための政策提言活動をしている労働組合によって救出された。

救出された子どものほとんどは貧困層の部族の出身である。同組合の調査によると、ラジャスタン州の部族地域に住む子どもたち約10万人以上が、グジャラート州の綿花農場で雇用されている。また綿花農場で働く労働者の約50%は、両州の境界地域にある部族地域出身で、その世帯の約35%が子どもを綿花栽培の仕事へ働きに行かせている。

1986年に制定された児童労働(禁止及び規制)法は、子どもにとって危険で有害であるとされる特定の分野で、14歳未満の子どもを雇用することを禁止している。しかし実際には国内のいたるところで規制されていない状況だ。

7月22日には、ウダイプルのジャドル地域で11名の児童労働者が、同じくグジャラート州へ連れて行かれるところを現地NGOによって救出されている。

出所:India Muslims.Info

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  • カテゴリー:児童労働ニュース
  • 投稿日:2007.08.22